北5病棟は成育医療センター周産期部門です。地域周産期母子医療センターとして、愛媛県下の連携病院から24時間体制で母体搬送を受け入れています。
北5病棟では妊娠中から産後まで、安心して過ごせるよう全力でサポートしています。また、病棟助産師が外来で保健指導や2週間健診、1ヶ月健診も実施しているため、出産時に顔見知りのスタッフが関わることができ、産後のサポートも充実しています。
妊娠中にはバースプラン(お産の計画書)を考えていただき、産婦さんの思い描く出産となるように取り組んでいます。LDRは3室あり、陣痛から出産後2時間までLDRで過ごします。LDRの1つには畳のスペースがあり、陣痛中、楽な姿勢で過ごすことができます。産後はお母さんと赤ちゃんの状態に合わせ早期母子接触を実施しています。
当院では、産後の体調に合わせて母子同室を行い、退院後もお母さんが安心して育児ができるようにサポートしています。退院時には、「ハローベビーカード」をお渡しし、産後3ヶ月間お母さんと赤ちゃんに対して24時間いつでも電話相談を受け付けています。
妊娠・出産から思春期までの女性と子ども、その家族を医療・保健・心理面から支援する「成育医療センター」周産期部門のNICU部門はNICU(新生児集中治療室)6床、GCU(回復治療室)6床あり、看護師10名助産師6名の計16名が勤務しています。NICU・GCUでは、治療や慎重な観察が必要な新生児を看護しています。治療に加え、成長発達を助けるケアや親子の愛着形成のための支援にも焦点を当てています。また、愛媛県下の連携病院からは、24時間体制で母体搬送・新生児搬送を受け入れており、地域周産期母子医療センターとして機能しています。新生児や家族に寄り添った看護として「赤ちゃん日誌」や安心できる看護として「退院後のフォローアップ外来」「ファミリーサポート(心理カウンセラー)との面談」など、スタッフが一丸となり、日々笑顔で明るく頑張っています。
東5病棟は小児の病棟であり、様々な疾患の小児患者さんを受け入れています。
患者さんがリラックスして入院生活を送れるよう、温かみのある木目調のフローリング、おもちゃや電子ピアノでのびのび遊べるプレイルーム、病室入り口にある動物のイラストなど様々な工夫がされています。また雛人形や鯉のぼり、クリスマスツリーなど季節にあわせた展示物、成育ボランティアによるパステルアート、学生ボランティアによるレクリエーションもあり、患者さんに喜んでもらっています。院内学級もあり、長期入院の小中学生に学びの場も設けられています。
専門的なサポートとして、管理栄養士による食事内容の相談や、担当薬剤師による薬剤指導、保育士による遊びなどがあり、多職種で連携しながら患者さんや家族が少しでもストレスなく入院生活を送ることができるよう支援しています。
また家族の付き添い負担を少しでも軽くできるよう、職員食堂と共同して平日の昼夜のみではありますがお弁当の提供が始まっています。
スタッフ一同、日々子どもたちや家族と関わりながらよりよい看護・よりよい病棟作りができるよう邁進していきます。