当院の手術室は12室あり、17の診療科(外科・血管外科・乳腺外科・歯科口腔外科・小児外科・形成外科・婦人科・心臓血管外科・呼吸器外科・泌尿器科・眼科・耳鼻科・腎臓内科・整形外科・脳神経外科・リウマチ科・循環器内科)の手術に対応しています。365日24時間体制で手術の受け入れを行っています。
ダヴィンチによるロボット支援下手術や、ハイブリッドルームでのTAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)も行っています。
手術室では、医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師・薬剤師・クラーク・委託業者など様々な職種と連携し、チーム医療を提供しています。私たちは地域の基幹病院として、また外科系チーム医療の要として、全ての患者さんが安心・安全に手術を受けていただけるように日々努めています。
ICU・CCUは12床からなる重症集中治療部門です。心臓血管外科などの手術後やホットラインでの緊急入院、各病棟からの重症患者さんなど、内科・外科問わず様々な診療科の患者さんを受け入れています。陰圧・陽圧管理のできる個室も完備しておりCOVID-19重症患者さんの対応も行っています。ICU・CCUの入室患者さんは緊急かつ重症であり、正確な観察と的確な判断、迅速な対応が求められます。クリティカルケア特定認定看護師や集中ケア認定看護師が配属されており、日々、多職種とカンファレンスを行いながらチームで看護を行っています。また様々な医療機器に囲まれた特殊な環境となりますが、術前のオリエンテーションや日課表の使用など、患者さんに寄り添い、せん妄発症予防に力を入れています。タブレットを用いた面会も可能であり、ICU・CCU入室中も患者さんとご家族が安心できる環境作りを目指し、精神的ケアにも取り組んでいます。
HCU(ハイケアユニット=高度治療室)では、手術後や急性期に集中、専門的な治療や看護を実践しています。病床は8床からなる重症集中治療部門で、脳神経内科、脳神経外科、循環器内科、呼吸器内科、呼吸器外科、消化管内科、消化管外科、救急部など、様々な診療科の重症度の高い患者を受け入れています。
入院患者の多くは緊急搬送からの入院となります。そのため患者さんをはじめ、ご家族の不安や緊張はとても大きいものです。これらを最小限に出来るよう家族や患者さんに寄り添いながら、知識・技術の向上を図り、医師・リハビリテーション担当者・薬剤師・MSWなど多くの職種と情報共有・ディスカッションを行っています。クリティカルケア特定認定看護師を中心に、今必要とされているケアと問題解決に向けてチーム一丸となって信頼の医療・看護に取り組んでいます。
西3病棟は、脳神経外科・脳神経内科34床、救急部2床の計36床で構成されています。当院は、脳卒中ホットラインを開設しています。地域医療機関と連携を図り、24時間体制で患者を受け入れ、急性期医療や専門性のある看護実践を行っています。
脳血管・神経疾患では、麻痺や失語などの症状を抱える場合が多くあります。それらの症状による日常生活の支障を可能な限り軽減できるよう、安全安楽な医療・看護の提供を行っています。また、医師・療養支援看護師・社会福祉士・リハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)など多職種で協力し、退院後の生活を見据えて、患者さんの最適な生活・療養環境が再建できるよう支援しています。
スタッフがやりがいを感じ、患者さんの笑顔を生み出せるよう、チーム医療・看護実践に努めています。
東3病棟は循環器内科、心臓血管外科、救急部の病棟です。
主に虚血性心疾患、心不全、不整脈、心臓の手術を受けられる患者さんが入院しています。患者さんが安心して検査や治療が受けられるよう、多職種で連携をとりながら入院生活をサポートしています。また、退院後を見据えて早期介入を行い、一人一人に寄り添った看護や支援を行っています。
循環器疾患は緊急性の高い疾患が多く、常に緊張感をもちながら病棟目標に掲げている安全と安心、笑顔と思いやりを大切にした信頼されるハートチームを目指しています。