臨床腫瘍科は固形がん(主に消化器系)を対象とした化学療法、支持療法を総合的かつ横断的に診療する目的で設立されました。当科の特色は、抗がん剤治療を専門とするがん薬物療法専門医、緩和ケア暫定指導医に加え、院内のがん専門薬剤師、がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア認定看護師などのスタッフにより構成された医療チームと合同で、科学的根拠に基づく抗がん剤治療に加え、副作用・合併症やその他のがんの苦痛の軽減・緩和に迅速かつ継続的に対応できる診療体制を目指しています。
手術不能の進行癌、あるいは再発固形がんに対し高い有効性を示す抗がん剤の開発・研究が進んでいます。一般に、抗がん剤の抗腫瘍効果は投与する薬剤の量に依存します。大量の抗がん剤を使用すれば、高い抗効果が期待できるわけですが副作用も増大します。副作用がひどくなると、治療の継続が困難になり十分な治療効果を得られなくなるだけで無く、治療によるQOL(Quality of Life:生活の質)が低下を招きます。このQOLの問題は、医療者だけで判断できる問題ではありません。その為、抗がん剤の副作用を軽減する努力を最大限行うと同時に、常に患者さんと治療中のQOLについて話し合うことが大切です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 白石 | 白石 | 白石 | 白石 | 白石 |
午後 | 第4がんゲノム医療外来(山本) | 白石(新患)14:00~ | 白石(新患)14:00~ |
外来新患者数 | 約107人 |
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入院新患者数 | 約491人 |
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外来化学療法件数 | 約1,460件 |
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