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Tel : 089-924-1111

産婦人科

Department of Obstetrics & Gynecology

女性のヘルスケアを一生を通じて
支援する産科婦人科医療を提供します。

産婦人科について

このページの内容

部長あいさつ

松山赤十字病院
産婦人科 部長
栗原 秀一

女性は女性ホルモンの影響でその心身ともに大きく変化します。産婦人科では大きく変化する女性の一生のそれぞれのフェーズ、すなわち思春期~性成熟期~更年期~老年期のヘルスケアを担当する診療科です。松山赤十字病院産婦人科ではこの女性のヘルスケアを支援できるように地域医療支援病院として日々の診療を行っています。女性が一生継続したヘルスケアが行えうるようにするための第一歩は、まずお住まいあるいは職場の近くにかかりつけの産婦人科医療機関(思春期には小児科医療機関)を持つことです。そして様々な問題について、地域の医療機関の先生とご相談のうえ、松山赤十字病院にご紹介受診いただければ良いと思います。その医療機関での医療情報を共有しながら、皆様にあった最善の治療方法を選択していただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

産婦人科について

産婦人科集合写真

産婦人科では、女性の大きく変化する一生のフェーズ、すなわち思春期~性成熟期~更年期~老年期のヘルスケアを担当します。松山赤十字病院産婦人科ではこの女性のヘルスケアを、周産期診療では成育医療の視点または婦人科診療では腹腔鏡手術と子宮鏡手術の提供の視点から日々の診療を行っています。

周産期診療では、多職種多方面でのチーム医療で診療を行います。医療面では産婦人科、小児科、精神科、小児外科の医師との連携、看護面では助産師、小児科・NICU看護師、療養支援ナース、周産期および小児科カウンセラーとの情報共有、行政面では松山市こども総合センター、児童相談所との協議のうえ、子どもたちとその家族にとって最善な支援ができるように調整しています。成育医療センター周産期部門として、おなかの中の赤ちゃんが胎児期から小児期・思春期と大きく変化する成長の時間軸に沿って、最善の治療とケアを提供することを目指しています。

低侵襲治療面では、主に腹腔鏡手術および子宮鏡手術を用いて、より低侵襲な手術を、婦人科疾患を有する女性に提供していくことを目指しています。詳しくは診療情報ページをご参照ください。

日本産科婦人科学会がつくった無料アプリ「Baby プラス」もご活用ください。

外来診療担当医表

最終更新日時:2024年9月30日 16時26分
産科(9:00~12:00)里見大塚里見大柴梶原
森下本田梶原髙杉行元
婦人科(9:00~12:00)髙杉行元大柴森下里見
藤岡梶原栗原大塚栗原
産科/午後
婦人科/午後藤岡本田(新患のみ)髙杉
午前/午後手術手術午後 / 手術手術手術
午後ハローママ外来ハローママ外来ハローママ外来ハローママ外来ハローママ外来

里帰り出産に関する注意事項

予約
・当院は分娩予約を行っていませんので、診察予約のうえ来院していただければ分娩可能となります
・診察予約は地域連携を経由していただくため、かかりつけの産婦人科に当院への紹介を依頼してください
・32週頃の健診時期に合わせて予約のうえ来院をしてください
 ※帝王切開が決まっている方も同上の手続きをしてください
 ※主治医より早めの里帰りを勧められた場合は問合せをしてください
・多胎妊娠の場合は28週までに帰省していただき、以後当院での妊婦健診(県内滞在)をしてください

妊婦健診費用
・費用は自費にて精算していただき、住民票のある市町村にて償還払いをしてください
・償還払いの方法、必要書類に関しては住民票のある市町村へ里帰り前に確認をしてください

入院
・立ち会い出産、入院中の面会等に関してはコロナウイルス感染状況によって変動するため、当院受診時に説明致します

学会等の研修・認定施設

  • 日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設(総合型)
  • 日本周産期・新生児医学会指定研修施設
  • 日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設
  • 日本婦人科腫瘍学会指定修練施設(B)

診療実績(2023年1月~12月)

産婦人科外来数

外来 2018
(H30)年
2019
(H31)年
2020
(R2)年
2021
(R3)年
2022
(R4)年
2023
(R5)年
新患者数 1607 1550 1517 1674 1667 1660
新患者数 (1日平均) 6.6 6.2 6.1 6.7 6.6 6.6
再診患者数 11971 11658 11049 12921 13188 13395
再診患者数 (1日平均) 49.3 47.7 45.1 52.6 53.6 53.5

産婦人科入院数

入院 2018(H30)年 2019(H31)年 2020(R2)年 2021(R3)年 2022(R4)年 2023(R5)年
のべ患者数 9717 9309 8491 10865 11005 14719
新入院患者数 1328 1242 1182 1387 1375 1381

産婦人科手術数

  2018(H30)年 2019(H31)年 2020(R2)年 2021(R3)年 2022(R4)年 2023(R5)年
手術総数 709 671 647 499 776 785
腹腔鏡手術 325 320 249 308 293 321
子宮鏡手術 47 40 45 51 48 40
開腹手術 81 45 100 110 91(帝切含めず) 107(帝切含めず)
ロボット手術 0 0 26 30 20 27

産婦人科ホットライン数

ホットライン 2018
(H30)年
2019
(H31)年
2020
(R2)年
2021
(R3)年
2022
(R4)年
2023
(R5)年
周産期 144 146 129 163 175 162
婦人科 36 32 45 69 71 82

産婦人科分娩数

  2018(H30)年 2019(H31)年 2020(R2)年 2021(R3)年 2022(R4)年 2023(R5)年
分娩数 631 606 545 613 624 567
帝王切開 216 215 210 288 268 248
帝王切開率 34.2 35.5 38.5 46.0 42.9 43.7

学術関係(2023年実績)

(1)論文

氏名(筆頭者) 題名 掲載雑誌名
池田 隆史 審査腹腔鏡で診断したintramural pregnancyの一例 現代産婦人科
栗原 秀一 Laparoscopic Surgery for Endometrial Cancer : A Retrospective Study in a Non-academic General Hospital FUKUOKA ACTA MEDICA
Kurihara S Hysterectomy through Minimally Invasive Surgery for Cervical High-grade Intraepithelial Neoplasia: Reassessment of the Specimens’ Eligibility for Histological Examination Gynecol Minim Invasive Ther.

(2)学会発表

氏名(発表者) 演題 学会名(開催地) 発表月日
高杉 篤志 高度肥満患者に対してロボット支援下子宮悪性腫瘍手術を施行した1例 第15回日本ロボット外科学会学術集会(名古屋) 2023.2.2
藤田 茉由貴 外傷性肝障害をきたしたHDPの一例 第74回愛媛県産婦人科医会学術集談会(松山) 2023.5.20
高崎 萌 腹腔鏡下に温存し得た広汎性卵巣浮腫の一例 第74回愛媛県産婦人科医会学術集談会(松山) 2023.5.20
中野 志保 当院における子宮体癌に対する腹腔鏡下手術の検討 第74回愛媛県産婦人科医会学術集談会(松山) 2023.5.20
里見 雪音 当科における再発子宮体癌に対するペムブロリズマブ・レンバチニブ療法の臨床使用経験 第80回九州連合産科婦人科学会/第74回九州ブロック産婦人科医会(別府) 2023.5.28
里見 雪音 当科における再発子宮体癌に対するペムブロリズマブ・レンバチニブ療法の臨床使用経験 第59回日本周産期・新生児医学会学術集会(名古屋) 2023.7.11
高杉 篤志 ロボット支援下手術導入後、3年間の手術成績 第63回日本産科婦人科内視鏡学会学術講演会(大津) 2023.9.15
中野 志保 当院における子宮体癌に対する腹腔鏡下手術の検討 第63回日本産科婦人科内視鏡学会学術講演会(大津) 2023.9.15
中野 志保 当院でのジノプロストン腟内留置製剤(プロウペス腟用剤10㎎)の使用経験 第75回愛媛県産婦人科医会学術集談会(松山) 2023.11.25
中溝 めぐみ 当院における経腟的内視鏡手術(vNOTEs)の初期経験 第75回愛媛県産婦人科医会学術集談会(松山) 2023.11.25
里見 雪音 当科における良性疾患に対するロボット支援下子宮全摘出術と腹腔鏡下子宮全摘出術の比較検討 第75回愛媛県産婦人科医会学術集談会(松山) 2023.11.25

 

(2)講演

氏名(発表者) 題名 講演名(開催地) 発表月日
横山 幹文 周産期からの子育て支援体制を目指して~マイナス1歳からの虐待予防~ 松山市母子保健推進員養成講座(松山) 2021.11.4