乳腺外科は2013年7月乳腺疾患を専門的に診療するため、当院の外科から独立しました。また、2010年チーム医療を実践するため、ブレストケアチームを立ち上げました。診療の対象は乳腺疾患の精密検査及び治療になります。治療では、乳癌の手術、乳癌周術期の補助療法(内分泌療法・化学療法・分子標的療法)、再発乳癌の治療を行っています。また、当院では乳癌術後内分泌療法は乳腺クリニックと連携して行っています。当院はより専門的な治療に特化する目的です。乳房の再建術は当院の形成外科で行っており、乳癌の放射線治療は当院の放射線治療科で行っています。また、Best Doctors社を通じてあるいは、他の乳腺疾患を診療する病院からの紹介でセカンド・オピニオンも行っています。治験を受けることを希望する患者さんは、適格か否かを判断したうえで、四国がんセンターに紹介しています。
私たちは、ブレストケアチームを結成しています。乳腺外科医、病理医、放射線科医、緩和ケア担当医、乳がん看護認定看護師、化学療法専門薬剤師、検査技師で編成されています。患者さんの治療方針はこのチームで話し合われます。また、患者さんが治療を受ける際は、チーム全体で支えます。あなた一人ではなく、我々ブレストケアチームと一緒に乳がんと闘いましょう。
私たちは、松山赤十字病院で治療を受ける患者さんが、最良の医療を受けられるように日々努力しています。その特徴として、エビデンス(証拠)に基づいた治療である、Evidenced Based Medicine(EBM)を実践しています。また、地域連携を積極的に行い、地域全体で患者さんをサポートします。さらに、四国がんセンターと提携し、登録可能な治験があれば、治験も受けることが可能です。
最終的に愛媛医療圏の患者さんが、どの病院を受診しても、等しく最良の医療を受けられることが目標です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 川口(再診) | 川口(AM・PM) | 西村(AM・PM) | 川口 |
外来新患者数 | 2,723人 |
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外来1日平均患者数 | 60.3人 ※外科・血管外科・臨床腫瘍科を含む |
疾患別入院患者数 | 106人 |
<乳腺> | 111例 |
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悪性 | 108例 |
良性 | 3例 |
氏名(筆頭者) | 題名 | 掲載雑誌名 |
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Kawaguchi H | Factors associated with prolonged overall survival in patients with postmenopausal estrogen receptor-positive advanced breast cancer using real-world data. | Breast Cancer |
氏名(発表者) | 演題 |
学会名(開催地) |
発表月日 |
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池田 彩夏 | チームで取り組む免疫関連有害事象(irAE)対策「Team M-ICI」 | 第29回日本乳癌学会学術総会(横浜) | 2021.7.1 |