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医療の質指標「QI」

QI
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医療の質指標『QI』

医療の質指標『QI』について

このたび当院における医療の質に関わる評価について、『Quality Indicator(QI)』として下記のような指標を設定し、病院ホームページにて公開することとなりました。

当院では、安心で安全な医療を提供するために、院内に設置されている委員会を中心として、各部署において医療の質を測定・評価しています。これからも職員全員が臨床指標(QI)の結果を公開していることを認識し、医療の質の評価が高まるように継続的な取り組みを行っていきます。なお、患者用として病院全般にかかわる指標を、医療者用は医療に関する専門性の高い指標を掲載しております。

多職種によるチーム医療活動について

PDCAサイクル

☑ PDCAサイクルとは?

「Plan:計画(現状分析)」・「Do:実行」・「Check:確認(評価)」・「Action:改善」これらの頭文字を取ってPDCAサイクルといいます。そして、このサイクルをまわすことによって、段階的に品質・業務改善していくのがPDCAサイクルの考え方です。

当院では、チーム医療活動が行われています。各チームが医療活動の質指標『 Quality Indicator (QI) 』を設定して、継続的な改善のための方策や方向性を示し、PDCAサイクルを回しています。

☑ PDCAサイクルとは?

「Plan:計画(現状分析)」・「Do:実行」・「Check:確認(評価)」・「Action:改善」これらの頭文字を取ってPDCAサイクルといいます。そして、このサイクルをまわすことによって、段階的に品質・業務改善していくのがPDCAサイクルの考え方です。

当院では、チーム医療活動が行われています。各チームが医療活動の質指標『 Quality Indicator (QI) 』を設定して、継続的な改善のための方策や方向性を示し、PDCAサイクルを回しています。

saikuru

チーム医療活動

転倒転落ワーキングチーム

安心で安全な入院生活を送れるよう、転倒転落事故の予防に努めます。

チーム紹介文

転倒転落ワ-キングチ-ムは平成23年度に発足し、多職種で発生状況や療養環境の確認を行うことで、院内で発生する転倒転落事故の予防や改善策の指導を目的に活動を行っています。転倒転落をゼロにすることは困難ですが、有害事象を減少するための工夫を考え続けることが大切であると思います

活動内容
  • 定期的に医療安全ラウンドを実施し、転倒転落事故の減少に努めています。
  • 重大事故拡大防止の目的に、転倒転落発生後ラウンドをタイムリ-に行っています。
  • 転倒転落予防装置の適切な使用を促進しています。
  • 入院患者さんのスリッパゼロを推進しています。
褥瘡対策ワーキングチーム

患者さんの個別性を重視し、最善の褥瘡ケアを提供します。

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チーム紹介文

褥瘡回診チームは、医師・看護師・薬剤師・作業療法士・栄養士で構成されています。各部署と連携し、褥瘡発生リスクが高い患者さんに対して褥瘡予防対策を行い、既に褥瘡を保有している、または、褥瘡が発生した場合には、褥瘡が悪化しないよう治療方法を提案し、再発予防のための環境づくりを行っています。

活動内容
  • 褥瘡回診チームが、週1回褥瘡のある患者さんの診察に訪問し、褥瘡の悪化予防のための治療やケアの相談、助言を行っています。
  • 褥瘡対策委員会では、院内の褥瘡予防具やケアに必要な物品などを検討し、整備しています。
  • 各部門における褥瘡対策のための知識や技術の浸透をはかり、医療の質の向上に努めています。
  • 年1回以上、全職員対象の褥瘡対策研修会を実施しています。
感染制御チーム(ICT)
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チーム紹介文
活動内容
抗菌薬適正使用支援チーム(AST)
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チーム紹介文
活動内容
認知症ケアサポートチーム(DST)

認知症にかかられた方の出来ることを最大限に生かしたケアを提供します。

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チーム紹介文

認知症にかかられた方とご家族が安心して急性期医療を受け、入院前の生活に早期に戻ることができるように、たくさんの職種で知識を共有しています。

入院中でも入院前の日常生活にとりいれられる工夫を日々検討し、安心感を得ていただけるようにしています。

活動内容
  • 認知症・せん妄に関する研修を年1回以上実施しています。
  • 多職種で週1回のカンファレンスと回診をしています。さらにコアメンバーは日々の症状を専門的知見からアセスメントして、個別性のあるケアの提供についてスタッフに助言しています。
  • 認知機能障害の早期発見や進行予防について多職種でアセスメントを行い、ケアに生かす工夫をしています。
  • 退院後の生活に向けた適切な支援を行うため、早期介入に努めています。
呼吸ケアサポート(RST)
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チーム紹介文
活動内容
がんサポートチーム(CST)

からだや心のつらさを和らげるサポートをします。

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チーム紹介文

がんサポートチームは、医師・看護師・薬剤師・公認心理師などの多職種で構成されています。診療科主治医や病棟看護師と一緒に、入院患者さんやご家族のからだや心のつらさを和らげ、できるだけ不安なく療養生活を送ることができるように支援することを目標に活動しています。

活動内容
  • 患者さん・ご家族の希望、または診療科主治医や病棟看護師から依頼を受け、活動しています。
  • チームメンバーが個別に患者さん・ご家族と面談を行い、症状や気がかりを確認し、ケアの提案や提供を行っています。
  • 週1回キャンサーボードを行い、介入方法の検討を行っています。
  • 週1回病棟回診を行い、診療科主治医や病棟看護師と患者さん・ご家族についての情報共有や治療・ケアの提案、フィードバッグを行っています。
  • 外来では、緩和ケア外来やがん相談・がん看護外来で対応しています。
  • 年1回院内外医療従事者に対して緩和ケア研修会を開催しています。
栄養サポートチーム(NST)

患者さんのよりよい栄養管理をサポートします。

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チーム紹介文

健康の維持、病気の予防・治療の基本は栄養管理です。NSTは、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・言語聴覚士・臨床検査技師で構成され、患者さんの栄養管理について総合的に考えサポートします。適切な栄養管理を行うことで、感染症や褥瘡などの予防、合併症や副作用の抑制、早期離床などにも繋がります。

活動内容
  • 栄養状態のチェック
    客観的栄養評価(CONUT法:血清アルブミン値・総コレステロール値・総リンパ球数のスコア化)による低栄養入院患者さんの抽出を行っています。
    検査結果・病態等をもとにNST活動の対象患者さんを選定します。
  • 病棟回診
    必要に応じて回診を行い、実際に患者さんの様子や栄養状態の把握をします。
  • カンファレンス
    回診などで得た情報をもとに、多職種のチームメンバーで栄養状態をより適切にするための改善策を話し合い、栄養管理について提案します。
  • 啓発・教育活動
    栄養管理に関して、相談に応じたり勉強会を開くなど、院内スタッフに啓発や教育を行っています。
    「NSTたより」を発行して、栄養に関する情報提供を行っています。
2次性骨折予防チーム

STOP AT ONE~2次性骨折を予防しよう~

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チーム紹介文

脆弱性骨折での入院患者さんに対し、骨粗鬆治療を実施することで2回目の骨折を予防し骨折の連鎖を防ぐこと、ADLの向上や健康寿命を伸ばすことを目標に活動しています。

活動内容
  • 大腿骨近位部骨折(大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折など)の患者さんを中心に骨密度検査を行います。
  • 骨密度検査の結果や血液検査の結果に応じて骨粗鬆症治療薬の内服を開始します。
  • 必要に応じて薬剤師に薬剤指導、管理栄養士による栄養指導、作業療法士・理学療法士によるリハビリ指導を行います。
  • 骨粗鬆症マネージャーを中心に年1回、看護師を対象とした勉強会を実施しています。
糖尿病診療チーム

『健康な人と同じ人生』をおくれるように支援します。

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チーム紹介文

糖尿病診療チームは、医師、薬剤師、看護師、検査技師、管理栄養士、理学療法士、事務職などで構成された、患者さんへの支援を目的としたチームです。糖尿病に罹患した患者さんが『健康な人と同じ人生』をおくれるようにすること目標に、週1回のカンファレンスを行い、糖尿病に罹患した患者さんへの支援を行っています。

活動内容
  • 教育入院(糖尿病の治療を受けながら、糖尿病に関して学ぶ入院形態)では、各医療職が専門性を活かした講義を行います。カンファレンスでは専門の立場から意見を交換し、今後の支援につなげていきます。
  • 全国糖尿病週間には、院内掲示で糖尿病に関する知識の普及を行います。院外でも糖尿病協会の一員として、啓発活動に参加しています。
  • 看護師による足外来では、糖尿病により下肢切断にいたることがないように、足の病変の高リスクの方に、資格を有する看護師がリスク要因の評価、それに基づいた療養支援を行っています。
院内救急対応システムチーム(RRS)

患者さんの状態が悪化した際に、迅速に対応します。

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チーム紹介文

RRS=Rapid Response System(院内対応迅速システム)とは、多くの急変には前兆があるという点に着目した院内対応システムです。当院では、外来・入院患者に対して要請があればいつでも現場に駆けつけ対応を行っています。チーム構成は、医師は、救急部医師を中心に、麻酔科医師、循環器内科医師、脳神経内科・外科医師と救急センター所属の看護師や救急看護認定看護師、特定行為研修終了者で対応しています。患者さんの安全および医療の質向上を目指して活動しています。

活動内容
  • 全職員に対してシステムの勉強会を行い、周知活動を行っています。
  • 症例報告会を通して多職種間で情報共有を行い、より良いシステム運用に努めています。
  • RRS要請があれば現場に向かい、患者さんの対応を実施しています。
  • RRS対応看護師に対して、迅速な対応できるよう教育支援を行っています。
  • 病棟スタッフに対して教育を行い、急変の前兆に気づけるスタッフを育成しています。
早期離床・リハビリテーションチーム

退院後の生活を見据え、早期より回復へ向けた支援を行います。

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チーム紹介文

集中治療を必要とする重篤な患者さんにおいて、早期のリハビリテーションによる回復支援が重要と言われています。集中治療室では、入室された患者さん全てを対象に、社会復帰へ向けて早期に積極的リハビリテーションを計画・実施しています。集中治療から回復される患者さんのQOL(生活の質)向上を目標に活動しています。

活動内容
  • 大手術を受ける患者さんにおいて、術前よりリハビリテーションを開始し、集中治療における早期離床の取り組みにつなげています。
  • 早期離床リハビリテーションチームにより、集中治療室入室中の患者さんのリハビリテーション実施状況を把握しています。
  • リハビリテーションの質の向上を目指し、定期的にプロトコールの見直しを行っています。
  • 早期離床リハビリテーションにおける問題点を抽出し、改善策の協議・周知を行っています。
術後疼痛管理(APS)チーム

手術後の痛みと悪心・嘔吐を軽減し、早期離床・早期回復を目指します!

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チーム紹介文

手術を受けられる患者へ最適な医療環境を提供し、安心・安全な周術期管理の支援と、患者の術後回復を促進させることを目的とし活動しています。

手術後の痛みは、手術直後が最も強く、体を動かすことを制限し、早期離床を遅らせ、術後合併症の発生リスクを高めます。また、不眠の原因やストレスの増強に繋がるため、患者1人1人に迅速に介入することを心がけています。

活動内容
  • 麻酔科医・薬剤師・看護師・臨床工学技士が、術後1~3日目に回診し、疼痛管理・術後悪心嘔吐(以下、PONV) 対策を行っています。
  • 麻酔科医師は、疼痛・PONV評価、麻酔合併症の確認、鎮痛剤・制吐剤の処方・指示、主治医・担当麻酔医との連携調整を行っています。
  • 薬剤師は、処方提案、病棟薬剤師との連携、薬剤適正使用の確認を行っています。
  • 臨床工学技士は、PCAポンプの指導や、保守・点検管理を行っています。
  • 看護師は、術後訪問を行い、術中看護の評価や病棟看護師と連携し、必要に応じて継続看護を依頼しています。