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目次
がんになると、いたみやだるさといった体のつらさだけでなく、不安や恐れといった心のつらさ、生活や仕事に関する困りごとといった、さまざまなつらさをもたらすといわれています。がん看護専門看護師は、患者さんとご家族が「その人らしく」生活を送ることができるように、体や心のつらさをやわらげたり、困りごとが解決できるよう、他の医療従事者と協力しながらサポートさせていただきます。
創傷・ストーマ・失禁についての専門的な知識や技術を用いてケアを行っています。皮膚・排泄ケアは看護の基本となる重要なケアであると考えています。その人らしく過ごすことのできるケアを実践していきたいと思います。
感染管理認定看護師は、疫学、微生物学、感染症学、消毒と滅菌、関係法規などに関する専門的知識を基盤に、患者、家族、来訪者、施設で働くすべての人、そして環境を感染から守る役割を担っています。
感染に対するリスクを最小限に抑えるために、正しくかつ効率的な感染防止対策を計画、実践、評価し、感染拡大防止の意識を組織全体で維持できるよう、日々活動しています。
治療の場である病院という環境でのハード面の限界はありますが、看護師の関わり方で、安心や落ち着きをもたらす人的環境として作用していく役割を担い、認知症高齢者の尊厳が守られる環境づくりを考えていきたいと思います。
周術期は、多くの職種(外科医、麻酔科医、薬剤師、臨床工学技士、放射線技師、病棟・外来・手術室看護師など)が関わっています。その中で手術看護認定看護師として、手術が安全かつ円滑に遂行し、チームが最高の力を発揮できるよう多くの職種の意見を調整する能力(チームマネージメント能力)を担っています。また、患者・家族の意思決定を尊重し、倫理的サポートを行っています。患者主体の手術環境を整え、患者が安全・安心な手術を受けることができ、術後早期に回復できるよう、日々看護実践に取り組んでいます。
あらゆる治療・療養の場、あらゆる病期・病態にある人々に生じた急激な生命の危機的状態に対して、緊急度・重症度を臨床推論から判断し特定行為を含む、重篤化の回避と早期回復支援を実践しています。また、その人らしく穏やかな最期を支える終末期看護にも尽力しています。
集中ケア看護は、すべての急性かつ重篤な患者さんに対して集中的に看護を提供するとともに、精神的危機状況下にある患者さんのご家族にも援助を行う領域です。主に集中治療部門内において、重症患者さんの重篤化の予防、早期回復を目的とし、より専門性の高い看護ケアの提供に取り組んでいます。
救急センターで活動を行っています。初療では、迅速かつ適切な治療が受けられるよう患者さま・ご家族に対して看護実践を行っています。院内トリアージやRRS(院内迅速対応システム)で中心となって活動し、院内急変予防にも力を入れています。緊急度・重症度の高い患者さまに対して、多職種と連携を図りながら安全・安楽な看護を提供し、早期に日常に戻れるよう取り組んでいます。実践・指導・相談に基づき、救急看護の質向上に努めています。
「新生児集中ケア」は、急性かつ重篤な状態にある新生児を対象とし、出生直後から生後数日間における生命の危険性がより高い時期の看護を実践する分野です。単なる救命のためのケアだけでなく、成長発達を助けるケアや親子関係形成のための支援にも焦点を当てています。また、新生児蘇生法講習会を定期的に開催し、普及に努めています。
『小児救急』という名前からこどもの救急対応がメインだと思われがちですが、それだけではありません。子どもは自ら症状を訴えることができません。救急トリアージを実施し、子どものサインを見逃さないようにしています。子どもの視点に立ち、安心して家庭で育児ができるように支援活動も行っています。
乳がん患者さんが治療を受けながらも、その人らしく過ごせるように、治療の副作用に対するセルフケア指導や外見支援を行っています。チーム全体で患者さんを支えることを目標に掲げ、心理社会的問題も含めて全面的にサポートしています。
がん薬物療法を受ける患者さんが、意欲を失わず治療を継続できるよう、医師や薬剤師とも協働し副作用症状の緩和に努めています。また、投与を受ける患者さんやその家族だけでなく、抗がん薬を取り扱うすべての医療従事者にとって安全な治療環境の提供を目指しています。
患者さんの身体や心の苦しみを和らげ、その人らしい生活を送ることができるように支援します。患者さんとそのご家族の希望を支えるために、様々な職種のスタッフと協力して活動しています。
糖尿病は合併症を予防するために、患者さん自身がいかに自己管理を行い継続していくかが重要な病気です。患者さんがその人らしい生活を送ることができるよう、それぞれの背景や思いに寄り添いながら一緒に考えるサポーターとして関わっています。
日本では慢性腎臓病は、成人8人に1人が罹患するといわれる国民病です。腎臓の機能が低下し、末期腎不全の状態になれば、何らかの腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)が必要となります。『透析看護』では、腎機能の悪化を予防し、末期腎不全になった段階でも、その人らしく生活が出来るよう支援していきます。