心臓、脳を除く、ほぼすべての動脈・静脈疾患に対して診療を行っております。対象としている主な疾患としては、閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症であります。
なかでも、下肢閉塞性動脈硬化症に関しては、従来からのバイパス術に加え、カテーテルでの血管内治療を取り入れ多くの年間300例を超える患者さんの治療を行っています。下肢閉塞性動脈硬化症の重症例である重症下肢虚血(潰瘍、壊死)に関しては、可能な限りの血行再建術を行い下肢温存目指しており、愛媛県内の主要医療機関を含めて多くの患者さんが紹介されており、隣県からの紹介例もあります。
また、大動脈瘤疾患に関しても、血管内治療であるステントグラフト手術と従来型の人工血管置換術を病状に合わせ適切に選しており、年間50例程度の実績を有しております。
以上、血管外科では血管病に対する治療を過不足なく提供できるよう尽力しています。
高齢化社会や糖尿病の増加から動脈硬化症は激増しており、血管外科では主に腹部、四肢末梢の血管疾患を担当し、従来からの外科治療に加えて低侵襲の血管内治療(カテーテル治療)を積極的に取り入れ動脈硬化症を患う患者さんに過不足ない治療を提供しており地域の医療施設とも十分な医療連携の構築にも努めております。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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山岡 | 山岡 | ||||
黒瀬 | 黒瀬(AM手術)(PM再診) | ||||
松田(AM手術)(PM再診) | 松田 |
動脈瘤 | 63例 |
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動脈閉塞 | 425例 |
下肢静脈瘤 | 74例 |
その他 | 8例 |
氏名(筆頭者) | 題名 | 掲載雑誌名 |
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Honma K | Isolated giant true intercostal artery aneurysm with arteriovenous fistula: A case report | Vascular. |
氏名(発表者) | 演題 | 学会名(開催地) | 発表月日 |
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山岡 輝年 | 包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)に対する治療―Global vascular guideline を踏まえて―「Global vascular guidelineを踏まえた包括的⾼度慢性下肢虚⾎(CLTI)に対する血行再建治療の現状とその成績」 | 第122回日本外科学会定期学術集会(熊本) | 2022.4.14 |
山岡 輝年 | 血管外科の醍醐味「末梢血管疾患に対する血管内治療の醍醐味」 | 第50回日本血管外科学会学術総会(北九州) | 2022.5.25 |
本間 健一 | 【腹部1】EVAR術後追加治療の時期と方法 「TypeII endoleakに対する追加治療と予後の検討」 |
第50回日本血管外科学会学術総会(北九州) | 2022.5.25 |
松田 大介 | 血行再建を行った包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)患者の実際と問題点 | 第50回日本血管外科学会学術総会(北九州) | 2022.5.25 |
松田 大介 | GLASS IM gradeに着目した血行再建方法選択に関する新たなエビデンス―IM P1症例におけるbypass術の優位性 | 第50回日本血管外科学会学術総会(北九州) | 2022.5.25 |
松田 大介 | Up-and-over法を用いた両側IBE留置の1例 ~IBE留置の裏ワザ~ | 第15回ステントグラフトTS研究会(広島) | 2022.5.29 |
Yamaoka T | DatabasE of ChrOnic limb threating ischemia Presenting ischemic ulcer and gangrene due to nON-atheroscletic disease」 | JET 2022(大阪) | 2022.6.10 |
山岡 輝年 | GUIDELINES3-ALI | JET 2022(大阪) | 2022.6.10 |
山岡 輝年 | 「EVAR1 -Devices selection-」 「Hybrid Revascularization」 |
JET 2022(大阪) | 2022.6.10 |
山岡 輝年 | Does the novel LDL Apheresis “Reocana” become an evangelistic treatment for no-option CLT? | JET 2022(大阪) | 2022.6.10 |
松田 大介 | Up-and-over法でもっとIBE! | EVENING OF CLINICAL DISCUSSION(Web) | 2022.6.16 |
山岡 輝年 | 透析患者の足を救う~レオカーナの臨床報告~「CLTIに対する新たな血液浄化療法「レオカーナ」の実臨床」 | 第67 回日本透析医学会学術集会・総会(横浜) | 2022.7.1 |
山岡 輝年 | 日本血管外科学会 「血管外科と循環器科の役割を考える」「下肢動脈疾患の主役は血管外科医です」 | 第30回日本心血管インターベンション治療学会学術集会(横浜) | 2022.7.21 |
山岡 輝年 | 血管外科医の考えるPAD(LEAD)血行再建 EVTとOpen Surgery」 | 日本血管外科学会中国四国地方会第52回総会(出雲) | 2022.7.30 |
松田 大介 | Axillary graft stump syndromeによる左上肢微小塞栓症の1 | 日本血管外科学会中国四国地方会第52回総会(出雲) | 2022.7.30 |
山岡 輝年 | EVARにおけるゴアデバイスの役割 ~進化し続けるGore Excluder~ | 第5回北海道外科関連学機構合同学術集会(札幌) | 2022.9.10 |
本間 健一 | 内腸骨動脈瘤に対してステントグラフト留置後に困っている1例 | 第1回中四国エンドリーク研究会(Web) | 2022.9.15 |
山岡 輝年 | いいカナ?どうカナ?レオカーナ ~CLTI治療の現状と補助療法への期待~ | 第4回日本フットケア・足病医学会中四国地方会学術集会(Web) | 2022.9.17 |
本間 健一 | CLTIに対するdistal bypass後に踵部から下腿中枢にかけての広範な筋膜下膿瘍を来たしたがグラフト感染も大切断も免れた一例 | 第4回日本フットケア・足病医学会中四国地方会学術集会(Web) | 2022.9.17 |
松田 大介 | 血管損傷に対するカバードステントの立ち位置 ―外科手術はもういらない!? | 第25回日本整形外傷セミナー(JOTS)(東京) | 2022.10.23 |
山岡 輝年 | Polymer Based 腹部ステントグラフト Alto の特性と初期使用経験 | 第63回日本脈管学会学術総会(横浜) | 2022.10.27 |
山岡 輝年 | EVAR におけるゴアデバイスの役割 進化し続けるゴアエ クスクルーダーデバイスファミリー~Excluder Conformableの特徴と初期使用経験~ | 第63回日本脈管学会学術総会(横浜) | 2022.10.27 |
山岡 輝年 | Aorfixを使いこなそう | NEXT 2022(奈良) | 2022.11.4 |
山岡 輝年 | CLTI EVT Live Demonstaration in Matsuyama Red Cross Hospital | NEXT 2022(奈良) | 2022.11.4 |
本間 健一 | 私が経験したAlto特有の注意点 | 第25回大動脈ステントグラフト研究会(奈良) | 2022.11.5 |
氏名(発表者) | 題名 | 講演名(開催地) | 発表月日 |
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