心臓、脳を除く、ほぼすべての動脈・静脈疾患に対して診療を行っております。対象としている主な疾患としては、閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症であります。
なかでも、下肢閉塞性動脈硬化症に関しては、従来からのバイパス術に加え、カテーテルでの血管内治療を取り入れ多くの年間300例を超える患者さんの治療を行っています。下肢閉塞性動脈硬化症の重症例である重症下肢虚血(潰瘍、壊死)に関しては、可能な限りの血行再建術を行い下肢温存目指しており、愛媛県内の主要医療機関を含めて多くの患者さんが紹介されており、隣県からの紹介例もあります。
また、大動脈瘤疾患に関しても、血管内治療であるステントグラフト手術と従来型の人工血管置換術を病状に合わせ適切に選しており、年間50例程度の実績を有しております。
以上、血管外科では血管病に対する治療を過不足なく提供できるよう尽力しています。
高齢化社会や糖尿病の増加から動脈硬化症は激増しており、血管外科では主に腹部、四肢末梢の血管疾患を担当し、従来からの外科治療に加えて低侵襲の血管内治療(カテーテル治療)を積極的に取り入れ動脈硬化症を患う患者さんに過不足ない治療を提供しており地域の医療施設とも十分な医療連携の構築にも努めております。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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山岡 | 山岡 | ||||
黒瀬 | 黒瀬(AM手術)(PM再診) | ||||
松田(AM手術)(PM再診) | 松田 |
動脈瘤 | 61例 |
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動脈閉塞 | 427例 |
下肢静脈瘤 | 84例 |
その他 | 8例 |
氏名(筆頭者) | 題名 | 掲載雑誌名 |
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山岡 輝年 | 【今Endovascular Therapyが熱い!】百戦錬磨の血管外科医が考える絶対にやってはいけないEVT | Coronary Intervention |
山岡 輝年 | 【血管外科疾患の治療と手術手技-消化器・一般外科医が知りたい他科の技と工夫】下肢動脈バイパス術 膝下動脈血管内治療の実際およびその可能性と限界 | 手術 |
氏名(発表者) | 演題 | 学会名(開催地) | 発表月日 |
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山岡 輝年 | 補助療法の立ち位置 ~LDLアフェレーシス(レオカーナ)~ | 第3回フットケア・足病医学会年次学術集会(奈良) | 2023.2.11 |
Matsuda D | Approaching the Limitations of the GLASS Classification ーSeeing the Future through GLASSー | 第53回日本心臓血管外科学会学術総会(旭川) | 2023.3.23 |
松田 大介 | 炸裂!?レオカーナ! 〜IM P2との戦い〜 | HETERO症例研究会(Web) | 2023.3.27 |
山岡 輝年 | CLTI(包括的高度慢性下肢虚血)の治療選択 「CLTI血行再建法選択におけるGVG IM gradeの意義」 |
第123回日本外科学会定期学術集会(東京) | 2023.4.27 |
山岡 輝年 | EVAR2 -NEW Device: Alto- | Japan Endovascular Treatment Conference 2023(東京) | 2023.5.26 |
山岡 輝年 | VBXステントグラフト長期成績最新版~PTFEグラフトの特性からみたVBX~ | Japan Endovascular Treatment Conference 2023(東京) | 2023.5.26 |
山岡 輝年 | 経皮的アテレクトミーへの期待と限界〜外科医の視点から〜 | Japan Endovascular Treatment Conference 2023(東京) | 2023.5.26 |
本間 健一 | 他科手術と血管外科の関わり(腫瘍外科時の血行再建、Rescue Surgeryなど)「肝胆膵外科領域の術後合併症に対するRescue EVT」 | 第51回日本血管外科学会学術総会(東京) | 2023.5.31 |
松田 大介 | IMAの三次元解剖と塞栓手技の関係性 −IMA塞栓手技の標準化へ向けて− | 第51回日本血管外科学会学術総会(東京) | 2023.5.31 |
山岡 輝年 | 明日からできる!血管造影室における時間短縮の実際 | 第51回日本血管外科学会学術総会(東京) | 2023.5.31 |
中西 充 | 全長・総腸骨動脈長が短い腹部大動脈瘤に対するUp-and-over法を用いたIBE留置にて一側の内腸骨動脈を温存した1例 | 第51回日本血管外科学会学術総会(東京) | 2023.5.31 |
山岡 輝年 | 「末梢血管病変の治療」「大腿膝窩動脈領域のデバイス選択」 | 第36回日本血管外科学会 教育セミナー(東京) | 2023.6.2 |
松田 大介 | 当院における下肢静脈超音波検査と静脈血栓塞栓症診療の実態 | 第43回日本静脈学会総会(松山) | 2023.7.6 |
中西 充 | 止血デバイスEXOSEALの塞栓子迷入による浅大腿動脈急性閉塞の1例 | 日本血管外科学会中国四国地方会第53回総会(広島) | 2023.7.29 |
山岡 輝年 | EVARにおけるゴアデバイスの役割 ~エクスクルーダー® の進化とその現状~Excluder Conformableの特徴と使用経験 | 日本血管外科学会中国四国地方会第53回総会(広島) | 2023.7.29 |
松田 大介 | 交通外傷による膝部開放骨折に伴う 膝窩動脈損傷に対しステントグラフト留置にて救肢し得た1例 | 日本血管外科学会中国四国地方会第53回総会(広島) | 2023.7.29 |
本間 健一 | EVAR後4年経過してTypeIIIbエンドリークを生じた一例 | 第16回中国四国ステントグラフトトラブルシューティング研究会(広島) | 2023.7.30 |
山岡 輝年 | BEST CLTIとBASIL-2 サマリー | 第31回日本心血管インターベンション治療学会学術集会(福岡) | 2023.8.4 |
山岡 輝年 | EVAR TEVAR PADのテクニックについて 「坐骨神経ブロック併用EVT」 |
第18回Japan Endovascuiar Symposium(Web) | 2023.8.26 |
松田 大介 | Peripheral領域におけるOFDIの可能性 | 第29回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)中国四国地方会(岡山) | 2023.9.2 |
松田 大介 | 新たなEVARの選択肢 Altoがあるとよ! | Meet The Expert in Kyushu Uni. Surg2.med(福岡) | 2023.9.22 |
山岡 輝年 | 臨床現場からみたレオカーナの現状 | 第64回日本脈管学会学術総会(横浜) | 2023.10.26 |
松田 大介 | 透析患者におけるCLTI治療のパラダイムシフト | 第64回日本脈管学会学術総会(横浜) | 2023.10.26 |
山岡 輝年 | EVTのガイドワイヤーについて考えた | NEXT 2023(奈良) | 2023.11.2 |
山岡 輝年 | Altoの特徴が分かる適正症例 | NEXT 2023(奈良) | 2023.11.2 |
松田 大介 | Altoの真価を発揮する”0mm CustomSealing” | 第26回大動脈ステントグラフト研究会(奈良) | 2023.11.3 |
松田 大介 | 感染性胸腹部大動脈瘤に対してVELAを用いたsnorkel EVARにて救命できた1例 | 慶應義塾大学・九州大学Collaboration Seminar(Web) | 2023.11.10 |
松田 大介 | 腸骨動脈閉塞病変を合併した嚢状AAAに対する一手術例 | Q-VAS SUMMIT 2nd(福岡) | 2023.12.2 |
松田 大介 | Challenge!RADIANZ!RADIANZでやってみた2症例 | RADIANZ Webinar for Vascular Surgeons(Web) | 2023.12.6 |
山岡 輝年 | Q2 :CLTIにはバイパスがいいって聞きますけど、どうしてほとんど日本だとEVTなんですか | 第4回フットケア・足病医学会年次学術集会(宜野湾) | 2023.12.22 |
氏名(発表者) | 題名 | 講演名(開催地) | 発表月日 |
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