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Tel : 089-924-1111

脳神経内科
(脳卒中・脳神経センター)

Department of Neurology

脳卒中などの脳血管疾患や神経筋疾患、神経難病などを対象とする専門診療科です。

松山赤十字病院 脳神経内科

脳神経内科について

このページの内容

部長あいさつ

松山赤十字病院脳神経内科は1983年に「神経内科」として開設されました。当時は愛媛大学や他の市中病院にも「神経内科」はなく愛媛県で最初にできた「神経内科」です。脳、脊髄、末梢神経、そして骨格筋の疾患に対しての内科的な診療を専門とします。

しかし精神科や心療内科と混同されることが多く、本来当科を受診すべき患者さんがどこに行っていいかわからないため診断がつかない、治療開始が遅れるといった事態がいまだに少なくありません。そのような患者さんの不利益を減らすため日本神経学会が「神経内科」の名称を「脳神経内科」に変更することを提唱し、当科も2019年10月から「脳神経内科」に名称を変更いたしました。

このような経緯で診療科名は変更しておりますが、診療内容にはいささかの変わりもありません。脳卒中、パーキンソン病や認知症、また頭痛、てんかんといったいわゆるcommon diseaseから神経難病にいたる幅広い疾患を扱っております。

高齢化の影響で患者さんは増加の一途を辿っており、「脳神経内科」の果たす役割は今後もますます増大していくものと思われます。我々も専門性を生かしつつ、この超高齢社会に寄与する所存です。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

松山赤十字病院
脳神経内科 部長
池添 浩二

脳神経内科について

私どもは常に患者さんの病気をできるだけ迅速に診断し、治療方針を決定するよう努力いたしております。
当院の脳神経内科は中枢神経系(脳・脊髄)をはじめ末梢神経系、骨格筋系などの器質的あるいは機能的疾患を対象とする内科系の専門診療科であります。外来は脳神経センター(脳神経内科・脳神経外科)として診療しており、患者さんにとって最もよい治療を選択・決定できるよう配慮されています。

外来診療担当医表

最終更新日時:2023年3月31日 13時43分
 
午前池添池添池添池添池添
林田桑垣桑垣林田本河
午後もの忘れ外来もの忘れ外来
※もの忘れ外来:完全予約制(1日最大1名)、紹介状をお持ちの患者さんのみ診察いたします。(救急日を除く)
※木曜日は1診のため、なるべく紹介はお控えください。

学会等の研修・認定施設

  • 日本神経学会専門医准教育施設
  • 日本脳卒中学会専門医認定制度研修教育病院
  • 日本認知症学会専門医教育施設

診療実績(2022年1月~12月)

(1)外来

 

新患者数 1,367人
もの忘れ外来 初診 70人

(2)疾患別入院

 

入院患者数 425人
脳卒中(脳血管障害) 222例
てんかん・痙攣性疾患 20例
内科疾患関連神経障害 35例
脱髄性疾患 7例
錐体外路性疾患 26例
脳炎・髄膜炎 13例
末梢神経障害 31例
脊髄小脳変性症 7例
重症筋無力症 15例
脊髄疾患 3例
運動ニューロン疾患 4例
筋疾患 12例
その他 30例

 

(3)検査件数

 

1.頭部CT 1463例
2.頭部MRI 818例
脊椎MRI 168例
頸動脈・頭蓋内動脈MRA 818例
3.末梢神経電気生理検査(NCV・EMG等) 230例
4.中枢神経電気生理検査(EEG,SEP,VEP,ABRなど) 116例

 

(4)特殊治療(処置実績)

 

1.超急性期脳梗塞に対するt-PA血栓溶解療法の施行実績(2022年)
急性期脳梗塞入院患者215例中の12例(6%)に施行した。
2.ボツリヌストキシン(ボトックス®)療法の施行実績
片側顔面痙攣 56例
両側眼瞼痙攣(Meige症候群) 14例
痙性斜頸 9例

 

(5)特定疾患治療研究医療受給者数(2020年度)

総数 254例
パーキンソン病関連疾患 98例
(うちパーキンソン病) 76例
重症筋無力症 58例
多発性硬化症 21例
視神経脊髄炎 8例
脊髄小脳変性症 25例
CIDP 9例
多巣性運動ニューロパチー 0例
多系統萎縮症 13例
球脊髄性筋萎縮症 1例
筋萎縮性側索硬化症 4例
筋ジストロフィー 3例
副腎白質ジストロフィー 1例
多発性筋炎 4例
封入体筋炎 1例
遠位型ミオパチー 1例
IgG4関連疾患 1例
ミトコンドリア病 2例
ハンチントン病 0例
ビッカースタッフ脳幹脳炎 0例
皮膚筋炎 1例
プリオン病 1例
脊髄性萎縮症 1例
サルコイドーシス 1例

 

学術関係

(1)論文

氏名(筆頭者) 題名 掲載雑誌名
     
     

(1)学会発表

氏名(発表者) 演題 学会名 発表月日
原 佑碩 書痙を主訴に来院しMRIで白質病変が目立ったSYNE1遺伝子変異を有する脊髄小脳変性症の一例 第109回日本神経学会中国・四国地方会(Web) 2021/6/26
藤下 幸穂 認知機能低下や末梢神経障害を認めなかった神経核内封入体病の一例 第110回日本神経学会中国・四国地方会(Web) 2021/12/11
原 佑碩 書痙を主訴に来院しMRIで白質病変が目立ったSYNE1遺伝子変異を有する脊髄小脳変性症の一例 第109回日本神経学会中国・四国地方会(Web) 2021/6/26

(3)講演

氏名(発表者) 題名 講演名(開催地) 発表月日