血液検査では、採血した血液の中にある細胞(赤血球、白血球、血小板)の数や大きさ、形などに異常がないかどうか自動血球分析装置や顕微鏡を用いて検査しています。
異常が見つかった場合には、さらに詳しい検査(骨髄検査、細胞表面マーカー検査など)を行い、一刻も早く適切な治療を受けられるよう最善を尽くしています。
血液に異常がおこる原因は、
など様々です。
この中でも白血病など血液の癌を疑う場合は、血液を造っている骨の中(骨髄)の細胞を顕微鏡で観察し、異常な細胞の発見・特定を行っています。
2013年にフローサイトメーターが導入され、異常な細胞の詳細な解析が可能となりました。
白血病、悪性リンパ腫の早期診断・治療や造血幹細胞移植に貢献しています。
全自動SNPs検査装置を用いることで、迅速に遺伝子変異の検出を行います。
現在、JAK2、CALR、MPL、を検出することで、骨髄増殖性腫瘍の診断に貢献しています。
手術前、肝の合成能、出血・血栓傾向の原因検索、抗血栓薬(抗凝血薬・抗血小板薬)の効果判定、深部静脈血栓症を疑う時などに検査します。
検査項目 | PT、APTT、フィブリノゲン、アンチトロンビン、プラスミノーゲン α2-プラスミンインヒビター、FDP、Dダイマー、TAT血小板凝集能 |
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