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泌尿器科

Department of Urological

ロボット支援手術や小線源治療、免疫療法など先進医療技術を導入し、早期回復を図っています。

前立腺がんマーカー(PSA)について

このページの内容

PSA検査

当科では50歳以上の男性患者さんで、希望者、排尿症状がある方、前立腺がんを心配されて受診された方などにPSA検査を実施しております。当院にてPSA4.1ng/ml以上の方には、前立腺生検を勧めております。

前立腺生検の成績

当院での前立腺生検は、局所麻酔下にて図のように組織を10箇所~12箇所採取します。前立腺生検を実施する症例は、直腸診(DRE)の異常、PSA値の高値(PSA4.1ng/ml以上)、経直腸的超音波検査(TRUS)の異常でどれかが当てはまる方であります。前立腺生検の臨床成績は、2019年1月から2023年12月までに972例施行し、がんありは574例であり、がん陽性率59.1%でした(図1)。
その中で最近のデータ(2019年1月~2023年12月)で見ると、972例中574例にがんありで、その年齢分布では60歳代~70歳代に高率に見つかっています(図2)。
またPSA値別の前立腺がんの発見では、4.1~10.0ng/mlのグレーゾーンが最も多くの症例で53.4%であった(図3)。

前立線生検部位・番号
図1
図2
図3