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腎臓内科
(腎センター)

Department of Kidney

慢性の腎疾患から急性腎不全まで、また各種血液浄化法の施術など、あらゆる腎疾患診療に取り組んでいます。

松山赤十字病院 腎臓内科

主な疾患・治療法

このページの内容

診療内容

検診での尿所見異常から慢性糸球体腎炎、慢性腎不全、急性腎不全、血液透析を代表とする各種血液浄化法、CAPDなど腎臓病の全ての分野を網羅して診療を行っています。腎移植は平成15年10月に移植外科医が転勤にていなくなったため、今までに移植した患者さんの外来治療のみを行い、新規の腎移植は愛媛県立中央病院泌尿器科へ依頼しています。

外来

月、火、水は原田、木は上村、金は岡が担当しています。新患数は月40例程で多くありませんが、紹介率は90%を超えています。最近では外の先生方から病診連携室を通じて、受診前にファックスで紹介状が届く事が多くなりました。事前に概略を知って緊急検査等をオーダーできますので、効率良く診療ができて助かっています。

入院

25病棟の47床のうち40床を肝臓内科と混合で使用しています。腎不全患者さんでは高カリウム血症や肺水腫などすぐに処置が必要な症例も多いのですが、現在緊急入院にもスムーズに対応できています。
慢性腎不全では原疾患を診断し、IgA腎症やANCA関連腎炎などではステロイドと免疫抑制剤を、糖尿病性腎症や腎硬化症では、非特異的な慢性腎不全進行阻止の治療法である低蛋白食の食事指導、ACE-I、ARBなどの降圧療法、経口吸着剤を使用し、副作用が無いことを確かめて外来治療へ移行しています。約2年程で末期腎不全へいたるIgA腎症高度の患者さんの腎不全の進行を遅らせることができています。

治療効果

末期腎不全患者さんの透析導入時に、今では日本でほとんど行われなくなった間欠的腹膜灌流(IPD)を行っていましたが、平成22年4月より保険収載がなくなり、できなくなりました。
又他科からのコンサルテーションとして輸液療法、急性透析、血漿交換、エンドトキシン吸着、CHDFなども数多く施行しています。

腎生検

年間約60例の腎生検を行っています。組織所見が治療の方針や予後の予測に役立つ症例に限定していますので数は多くありません。月に1度院内、院外の専門の先生を交えて腎生検組織カンファランスを行っていますが、興味深い症例が多いと好評です。

腎生検数

当院における腎生検数(2008~2018年)

透析療法

年間約60例の慢性透析患者さんの導入があります。原則的に慢性血液透析患者さんへ導入して1カ月ほどで安定すると、家の近くのサテライトへ維持透析をお願いしています。CAPDや重篤な合併症で他施設へ送れない患者さんは年数例以下です。CAPDは自宅で腹膜灌流を自分で行う慢性透析療法で、現在24名の患者さんが月に1から2度外来通院しています。4名のCAPDナース(透析室兼務)が主体となってCAPD外来を行い、医師が統率しています。長期の腹膜劣化など慢性血液透析患者さんではみられない問題もありますが、忙しく飛び回って仕事をしている患者さんにはメリットのある透析療法です。
慢性血液透析患者さんは約60例を管理しています。其の内他施設から手術や合併症の治療のため送られてくる症例が常時20から25例程有りますので、導入患者さんと合わせて看護度の高い患者さんばかりとなっています。
月に1度、当科関連の透析施設の先生方に集まって戴いて透析カンファレンスを院内で行っています。色々の情報交換の場として、又勉強の場として好評を得ています。

透析療法グラフ