松山赤十字病院小児科は歴史が古く、当院開院13年後の大正15年に遡ります。地域でも最も歴史ある病院小児科として、長年小児医療の一翼を担ってきました。
平成16年にはそれまでの産科、小児科、小児外科を統合する形で成育医療センターとして生まれ変わりました。成育医療とは「受精、胎児から始まって、新生児、小児、思春期を経て次世代を育成する成人世代、即ちリプロダクションに生じる疾患に対する医療」と定義されていますが、当センターではさらに発展させて、「胎児期から思春期まで一貫してこどもとその家族を医療、保健、心理の面から支援を行う事」を目的としています。具体的には周産期部門において医学的ハイリスク妊婦にはチームの一員として胎児期から関わり、出生後のNICUにおける新生児への医療に繋げます。また社会的ハイリスク妊婦にも虐待予防、育児支援の観点から児童相談所、松山市こども総合相談センター等と共に妊娠中からのサポートを行っています。
小児医療部門では、小児救急においては松山市急患医療センターへの出務、小児二次救急医療機関としての救急患者受け入れ等関係機関と共に中予地区の小児救急に貢献しています。また児童虐待においては、愛媛県児童虐待医療ネットワークの基幹病院として関係機関と共に虐待予防、虐待症例診察等に対応しています。また専門医療として、新生児医療、血液腫瘍疾患、腎疾患、アレルギー疾患、内分泌疾患、神経疾患、心身症等の外来、入院症例に対応しています。長期入院児のためには院内学級(小・中学校)を開設しております。
今後も地域の関係機関と共により良い成育医療が提供できるように努力を続けていきます。
現在小児科は11名の常勤医と非常勤医、カウンセラー、DA(医療秘書)、看護師等他職種により構成され全ての疾患領域に対して診療を行っています。また、地域周産母子センター、松山市小児二次救急医療機関、小児科専門医研修基幹施設、愛媛県児童虐待防止医療ネットワーク事業基幹施設等多くの重要な役割を担っています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 外来 | 河上 | 髙岡 | 河上 | 新野 | 相原 |
| 相原 | 大平 | 鈴木 | 大平 | 髙岡 | |
| 小児循環器 (第1・3週) | 渡邉(第1・3週PM) | 青井 | 上田(内分泌) | 江口(第1週PM) | |
| 新野 (第2・4・5週) | 眞庭 | 上田(漢方) | 眞庭 | ||
| 青井 | |||||
| 眞庭 | |||||
| ※初診の患者さまは、紹介状をお持ちの方のみ診察をさせていただきます。 | |||||
| 外来延患者数 | 16,226人 |
|---|---|
| 外来新患者数 | 2,771人 |
| 入院延患者数 | 10,348人 |
| 入院新患者数 | 1,516人 |
| カウンセリング総患者数 | 801人 |
| 食物負荷試験数 | 207件 |
| 心エコー数 | 274件 |
| 脳波検査数 | 508件 |
| 腎生検 | 0件 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 遺伝,先天奇形,染色体異常 | キアリ第1奇形,スタージ・ウェーバ症候群,ダウン症候群,プラダー・ウィリー症候群,骨形成不全症3型,染色体欠失症候群 |
| 栄養障害,代謝性疾患,消化器疾患 | アセトン血性嘔吐症,アデノウイルス腸炎,ケトン血性嘔吐症,ケトン性低血糖症,サルモネラ胃腸炎,サルモネラ腸炎,ノロウイルス性胃腸炎,ノロウイルス性胃腸炎に伴う痙攣,ノロウイルス性腸炎,胃腸炎,外鼠径ヘルニア,感染性胃腸炎,感染性腸炎,急性カタル性虫垂炎,急性胃腸炎,急性胃粘膜病変,急性壊死性虫垂炎,急性虫垂炎,急性腸炎,周期性嘔吐症候群,食道異物,鼠径部膿瘍,虫垂炎性汎発性腹膜炎,腸重積症,便秘症,麻痺性イレウス,両側外鼠径ヘルニア,嘔吐症,臍ヘルニア |
| 先天代謝異常,内分泌疾患 | 1型糖尿病,緩徐進行1型糖尿病,SGA性低身長症,ケトーシス,成長ホルモン分泌不全性低身長症,脱水症,中枢性思春期早発症,低血糖,低身長症 |
| 免疫異常,膠原病,リウマチ疾患,感染症 | A群溶血性連鎖球菌感染症,COVID-19,IgA血管炎,IgA血管炎性関節炎,RSウイルス感染症,VPシャント感染症,アデノイド扁桃炎,アデノウイルス咽頭炎,インフルエンザA型,インフルエンザ気管支炎,インフルエンザ脳症,インフルエンザ肺炎,ウイルス性胃腸炎,ウイルス性咽頭炎,ウイルス性気管支炎,ウイルス性髄膜炎,ウイルス性腸炎,ウイルス性肺炎,エルシニア腸炎,エンテロウイルス髄膜炎,パラインフルエンザウイルス感染症,ヒトパレコウイルス感染症,ヒトメタニューモウイルス感染症,ぶどう球菌性熱傷様皮膚症候群,ヘルパンギーナ,マイコプラズマ感染症,ライノウイルス気管支炎,ロタウイルス性胃腸炎,ロタウイルス性胃腸炎に伴う痙攣,ロタウイルス性腸炎,咽後膿瘍,化膿性関節炎・膝関節,多発性関節炎,感染型気管支喘息,肝機能障害,急性化膿性骨髄炎,急性肝炎,急性中耳炎,急性尿路感染,急性扁桃炎,菌血症,頚部リンパ節炎,頚部化膿性リンパ節炎,頚部膿瘍,誤嚥性肺炎,手足口病,川崎病,不全型川崎病,伝染性単核症,乳様突起炎,熱中症,敗血症性ショック,百日咳,不明熱,副鼻腔炎,頬部蜂巣炎 |
| 新生児疾患 | COVID-19(陰性),SLE母体児,サイトメガロウイルス感染母体より出生した児,バセドウ病母体児,橋本病母体より出生した児,抗SSA抗体陽性母体より出生した児,甲状腺機能低下症母体より出生した児,梅毒感染母体より出生した児,絨毛膜羊膜炎母体より出生した児,不規則抗体母体児,巨大児,超巨大児,軽度新生児仮死,重症新生児仮死,循環血液量減少性ショック,新生児Rh不適合,新生児チアノーゼ発作,新生児の哺乳上の問題,新生児メレナ,新生児一過性甲状腺機能低下症,新生児一過性多呼吸,新生児一過性低血糖症,新生児黄疸,母乳性黄疸,新生児感染症,新生児気胸,新生児呼吸障害,新生児赤血球増加症,新生児遷延性黄疸,新生児低血糖,新生児発熱,新生児無呼吸発作,新生児薬物離脱症候群,新生児嘔吐,新生児痙攣,先天性水腎症,先天性難聴,先天性副腎過形成,双胎児,早産児,早発性黄疸,多のう胞性異形成腎,体重増加不全,胎児血液型不適合,胎便吸引症候群,胆汁性嘔吐,低出生体重児,洞頻脈,肺高血圧症,発熱,予防接種後発熱,良性乳児ミオクローヌスてんかん,哺乳障害,哺乳不全 |
| 呼吸器,アレルギー | アナフィラキシー,アナフィラキシーショック,クループ性気管支炎,じんま疹,気管支炎,気管支肺炎,気管支喘息,気管支喘息発作,急性咽頭炎,急性気管支炎,急性上気道炎,急性声門下喉頭炎,急性肺炎,急性副鼻腔炎,急性閉塞性喉頭炎,細菌感染症,細菌性肺炎,縦隔気腫,小児喘息性気管支炎,小発作持続状態,食物アレルギー,食物によるアナフィラキシー,食物依存性運動誘発アナフィラキシー,食物蛋白誘発胃腸炎,多形滲出性紅斑,慢性咳嗽,慢性呼吸不全,無呼吸発作,喘息性気管支炎 |
| 循環器疾患 | 筋性部心室中隔欠損,心房中隔欠損症,洞不全症候群 |
| 血液,腫瘍 | Bリンパ芽球性白血病,Tリンパ芽球性白血病,フォンウィルブランド病,ランゲルハンス細胞組織球症,遺伝性球状赤血球症,急性リンパ性白血病,急性特発性血小板減少性紫斑病,特発性血小板減少性紫斑病,出血性貧血,小球性貧血,発熱性好中球減少症,溶血性貧血 |
| 腎・泌尿器疾患 | ネフローゼ症候群,頻回再発型ネフローゼ症候群,急性腎障害,急性腎前性腎不全,急性腎盂腎炎,急性巣状細菌性腎炎,腎盂腎炎,精巣痛,精巣捻転症,尿路感染症,溶連菌感染後急性糸球体腎炎,膀胱尿管逆流 |
| 神経・筋疾患,精神疾患(精神行動異常),心身症 | てんかん,焦点性てんかん,症候性てんかん,前頭葉てんかん,てんかん重積状態,てんかん複雑部分発作,レノックス・ガストー症候群,熱性痙攣,無熱性痙攣,痙攣重積発作,慢性炎症性脱髄性多発神経炎,MOG抗体関連疾患,ドラベ症候群,痙攣重積型急性脳症,薬物誤用,下肢脱力感,意識障害,失神,起立性調節障害,神経性食欲不振症,摂食障害,適応障害 |
| 事故、外傷(虐待を含む) | 異物誤飲,急性アルコール中毒,急性薬物中毒,プロピオン酸系抗炎症薬中毒(ロキソニン),次亜塩素酸ナトリウム中毒,胃内異物,外耳道異物,上腕骨骨折,頭頂骨骨折 |
| 氏名(筆頭者) | 題名 | 掲載雑誌名 |
|---|---|---|
| 上田 晃三 | 漢方方剤への反応から診断に至った心因性発熱の1女児例 | 日本東洋医学雑誌 |
| 上田 晃三 | 【実践!今日から始める漢方治療】(Part5) 漢方を使うにあたっての注意小児に漢方薬を適応するときのコツ・注意点 |
Visual Dermatology |
| 西﨑 眞理 | 新生児里親委託の現状と課題 | 小児科 |
| 上田 晃三 | 特集 処方意図・持参薬評価のポイントがわかる 入院時の漢方薬20 抑肝散 | 月刊薬事 |
| 氏名(発表者) | 演題 | 学会名(開催地) | 発表月日 |
|---|---|---|---|
| 上田 晃三 | 小児の漢方治療 | 令和5年度・日本東洋医学会愛媛県部会(Web) | 2024.2.17 |
| 柳原 千秋 | 可逆性脳血管攣縮症候群の2症例 | 第107回日本小児科学会愛媛地方会(松山) | 2024.5.26 |
| 柳原 千秋 | Stickler症候群の新生児例 | 第27回愛媛県周産期医療研究会(松山) | 2024.6.15 |
| 中村 亮太 | 日常診療で出会う侵襲性GBS感染症および小児敗血症への初期対応を深める | 第1回小児感染症フォーラムin松山(松山) | 2024.7.2 |
| 上田 晃三 | 中脘に圧痛をみとめたら | 令和6年度・第2回日本東洋医学会愛媛県部会(Web) | 2024.8.31 |
| 中村 亮太 | 小児がんサバイバー小児科医が語る~治療経験を振り返って~ | 小児がん市民公開講座 愛媛(松山) | 2024.9.8 |
| 篠﨑 舞子 | ヨウ化カリウムにて治療中のバセドウ病の3症例 | 第15回愛媛小児内分泌・代謝勉強会(松山・Web) | 2024.10.25 |
| 柳原 千秋 | 腎性尿崩症の新生児例 | 第76回中国四国小児科学会(山口) | 2024.10.26 |
| 中村 亮太 | 当院における小児科研修がもたらす研修医の興味と満足度向上に関するアンケート調査 | 第108回日本小児科学会愛媛地方会(松山) | 2024.11.24 |
| 城戸 貴弘 | マイコプラズマ感染症による経口摂取不良に伴い急性期脳梗塞を発症したもやもや病の1例 | 第108回日本小児科学会愛媛地方会(松山) | 2024.11.24 |
| 内海 大輔 | 当院で経験した溶連菌感染症後急性糸球体腎炎の検討 | 第108回日本小児科学会愛媛地方会(松山) | 2024.11.24 |
| 氏名(発表者) | 演題 | 講演名(開催地) | 発表月日 |
|---|---|---|---|
| 河上 早苗 | オムツをはずそう ~トイレットトレーニング②~ | 令和5年度第9回育児健康塾(松山) | 2024.1.15 |
| 西﨑 眞理 | 里親養育推進~取り組みの実際~ | 愛媛大学教育学部講演会(松山) | 2024.2.13 |
| 河上 早苗 | 子どものアレルギー | 令和5年度第10回育児健康塾(松山) | 2024.2.19 |
| 河上 早苗 | 兄弟の子育て | 令和5年度第11回育児健康塾(松山) | 2024.3.11 |
| 上田 晃三 | 小児科で知っていると役立つ漢方の話 | 第4回日本赤十字病院ネットワークWebセミナーin四国(松山・Web) | 2024.4.22 |
| 河上 早苗 | 子どものほめ方しかり方~子育て上手な親になるために~ | 令和6年度すくすくキッズ(松山) | 2024.5.8 |
| 上田 晃三 | 自然災害~子どもを守るために備える~ | 令和6年度 すくすくキッズ (松山・Web) |
2024.7.1 |
| 上田 晃三 | 独断と偏見に基づく『抑肝散』の勘所 ~症例を通じて「怒気」について考える~ |
第7回 日本小児漢方懇話会フォーラム(大阪・Web) | 2024.7.7 |
| 相原 香織 | メディアと子育て | 令和6年度すくすくキッズ(松山) | 2024.8.13 |
| 上田 晃三 | 症例を通じて考える『小児の漢方診療』 | 愛媛県病院薬剤師会 南予支部薬学セミナー(Web) | 2024.9.21 |
| 河上 早苗 | 子どもの睡眠~夜泣きとの付き合い方~ | 令和6年度すくすくキッズ(松山) | 2024.11.5 |
| 河上 早苗 | 令和6年度すくすくキッズ(松山) | オムツをはずそう~トイレットトレーニング①~ | 2024.12.17 |