文字サイズ
Tel : 089-924-1111

産婦人科

Department of Obstetrics & Gynecology

女性のヘルスケアを一生を通じて
支援する産科婦人科医療を提供します。

不正性器出血について

このページの内容

不正性器出血とは?

ホルモンの異常や炎症、腫瘍性変化、妊娠性変化などの原因により月経時以外に性器出血があることを不正性器出血といいます。新しい出血は赤く、古くなれば茶色、わずかな出血であれば黄色のこともあります。なかには重大な異常が隠れていることがありますので、産婦人科受診をお勧めします。

どのような原因がありますか?

以下のように多彩な原因があります。

  1. 炎症によるもの:病原菌の感染による細菌性膣炎、更年期老年期に多い萎縮性膣炎、子宮内膜炎など。
  2. ホルモン異常によるもの:卵巣機能不全、月経異常、排卵不順など。
  3. 子宮腟部びらん:若い女性に多い状態で、病気ではありません。初期の子宮頚がんのこともありますので、子宮頚がん検診を受けましょう。
  4. 良性の腫瘍:子宮頚管ポリープ、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫など。
  5. 悪性の腫瘍:子宮頚がん、子宮体がん、卵巣がん、子宮肉腫、膣がんなど。
  6. 妊娠に関連するもの:流産、異所性妊娠、切迫早産など。

治療方法は?

不正性器出血の原因には上記のように様々な原因があります。なかには重大な病気が隠れていることもありますので、ぜひ産婦人科を受診してください。女性の一生には様々な不正出血を経験することがありますので、かかりつけの産婦人科の先生に継続的に見ていただき、異常がある場合には基幹病院に紹介していただき、精密検査や治療を受けてください。