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当科は脳神経内科と共に脳卒中・脳神経センターを運営しており、主に脳神経領域の外科的治療を担当しています。スタッフ全員で最良の医療を提供すべく、最新の知見やエビデンスに基づいた治療を心がけています。通常の顕微鏡を使った脳の手術だけでなく、低侵襲な血管内治療や内視鏡手術を積極的に行なっています。
地域の皆様に貢献できるよう、また患者様とご家族に寄り添った治療を行うようにベストを尽くしてまいります。引き続きよろしくお願いします。
脳卒中（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など）や頭部外傷など救急疾患を、365日、24時間対応しています。特に脳梗塞に対する血栓回収療法に力を入れています。
脳血管障害では、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳出血に対する開頭手術、脳や頚部の血管閉塞・狭窄に対する頚動脈内膜剥離術やバイパス手術はもちろん、コイル塞栓術、経皮的血管形成術、ステント留置術などの血管内治療も行っており、患者様の病状に適した手術が可能です。
脳腫瘍に対しても、ナビゲーション装置、内視鏡システム、神経機能モニタリングを駆使して低侵襲で安全な手術を行なっています。
その他、機能脳神経外科と呼ばれる分野でも積極的に外科治療を行なっています。三叉神経痛や顔面痙攣が代表的疾患で、圧迫血管を移動する微小血管減圧術も様々な工夫を加え、治療精度を高めています。
脳卒中の総合的治療センターとして、急性期治療の充実を図っています。
開頭手術はもとより低侵襲な血管内手術も導入し急性期手術の適応症例にはできる限りの治療を行っています。急性期からリハビリテーションを開始し、リハビリテーション専門病院での治療へスムースに移行出来るような態勢を整えています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 谷口 | 渡邊 | 手術 | 谷口 | 渡邊 | |
| 福田 | 堂脇 | 福田 | 堂脇 | ||
| 武智 | 武智 | ||||
| ※水曜日は手術日のため、紹介状をお持ちの緊急患者さまのみ診察をさせていただきます。 | |||||
| 新患者数 | 1,311人 |
|---|---|
| 1日平均外来患者数 | 16.5人 |
| 入院患者数 | 651人 |
|---|---|
| 脳血管障害 | 417例 |
| 脳梗塞 | 182例 |
| くも膜下出血 | 29例 |
| 脳出血 | 112例 |
| 未破裂脳動脈瘤 | 62例 |
| その他の脳血管障害 | 32例 |
| 外傷 | 138例 |
| 腫瘍 | 35例 |
| その他 | 61例 |
| 撮影件数 | 252例 |
|---|
疾患別手術件数
| 疾患名 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
| 脳腫瘍 | 10 | 15 | 11 | 18 | 24 | 23 | 25 | |
| 血管障害 | 84 | 89 | 87 | 105 | 118 | 106 | 136 | |
| 内訳 | 脳動脈瘤クリッピング | （5） | （9） | （9） | （13） | （14） | （18） | (26) |
| コイル塞栓術 | （21） | （16） | （11） | （23） | （21） | （25） | (30) | |
| 脳出血 | （6） | （14） | （11） | （12） | （21） | （11） | (13) | |
| 頚動脈内膜剥離術 | （5） | （0） | （2） | （0） | （1） | （0） | (0) | |
| 頚動脈ステント留置 | （27） | （24） | （12） | （21） | （24） | （19） | (25) | |
| その他の血管手術 | （20） | （24） | （44） | （36） | （37） | （33） | (42) | |
| 外傷 | 43 | 54 | 52 | 61 | 66 | 50 | 74 | |
| 感染 | 3 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | |
| 奇形 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
| その他 | 18 | 28 | 37 | 26 | 39 | 40 | 48 | |
| 合計 | 158 | 193 | 191 | 210 | 247 | 219 | 286 | |
| 氏名（筆頭者） | 題名 | 掲載雑誌名 |
|---|---|---|
| 氏名（発表者） | 演題 | 学会名 | 発表月日 |
|---|---|---|---|
| 渡邊 陽祐 | 動眼神経が内頚動脈-後交通動脈分岐部(IC-PC)脳動脈瘤の前方を走行していたくも膜下出血の一例 | 第53回脳卒中の外科学会（横浜） | 2024.3.7 |
| 渡邊 陽祐 | 診断に苦慮した膠芽腫の一例 | 第42回日本脳腫瘍病理学会（呉） | 2024.5.24 |
| 竹石 雄介 | Tandem lesionに対する血栓回収療法について | 広島脳血管内手術研究会（広島） | 2024.5.27 |
| 堂脇 良介 | 血栓回収術後に血管閉塞・狭窄を来した2例 | 第123回愛媛脳神経外科懇話会（松山） | 2024.7.13 |
| 堂脇 良介 | 血栓回収術後に血管閉塞・狭窄を来した2例 | 第33回日本脳神経血管内治療学会中国四国地方会（松山） | 2024.9.21 |
| 堂脇 良介 | 再発germinomaの画像診断 | 第83回日本脳神経外科学会総会（横浜） | 2024.10.16 |
| 竹石 雄介 | Impact of eicosapentaenoic acids and cilostazol in patients with intracranial arterial disease | 第83回日本脳神経外科学会総会（横浜） | 2024.10.16 |
| 岡田 義央 | 血栓回収療法が奏功した小児脳塞栓症の症例からの考察 | 第124回愛媛脳神経外科懇話会（松山） | 2024.11.30 |
| 岡田 義央 | 血栓回収療法が奏功した小児脳塞栓症の症例からの考察 | 第98回日本脳神経外科学会中国四国支部会（広島） | 2024.12.7 |
| 渡邊 陽祐 | 造影MRが有用であった再発性有痛性眼筋麻痺性ニューロパチーの一例 | 第52回日本頭痛学会総会（東京） | 2024.12.7 |
| 氏名（発表者） | 題名 | 講演名（開催地） | 発表月日 |
|---|---|---|---|
| 渡邊 陽祐 | 脳神経外科医が遭遇する痛みと診断の治療 | 北条の頭痛を考える会（松山） | 2024.1.29 |
| 渡邊 陽祐 | STROKE再発予防のための抗凝固療法 | 抗凝固療法の今を考える（松山） | 2024.6.17 |
| 渡邊 陽祐 | 脳外科医が遭遇する痛みの診断と治療 | 地域で見る疼痛診療セミナー（松山） | 2024.7.18 |
| 渡邊 陽祐 | オンデキサの使用状況 | オンデキサ講演会（松山） | 2024.10.2 |
| 渡邊 陽祐 | 脳卒中の発症・再発予防を地域で考える | 脳卒中の発症・再発予防を地域で考える（松山） | 2024.10.28 |
| 渡邊 陽祐 | 脳卒中の発症・再発予防を地域で考える | 明日から役にたつ！高血圧診療セミナー（大洲） | 2024.11.26 |
| 渡邊 陽祐 | 脳梗塞発症予防におけるプラスグレルの役割 | 日本人の抗血栓療法を考える（松山） | 2024.11.28 |
