メタボリック症候群や糖尿病は食事療法、運動療法が治療の中核です。従って、ご本人の自覚と自己管理が非常に重要です。必要な知識習得の場が前述の外来生活習慣病教室(糖尿病教室)と糖尿病教育入院です。外来生活習慣病教室については、当院ホームページの各種教室をご覧ください。
糖尿病教育入院は2000年3月よりクリニカルパスで2週間に標準化され、一回の定員は5名です。当科医師だけでなく、腎臓内科、眼科、皮膚科、口腔外科・歯科、リハビリテーション科医師、栄養士、看護師、薬剤師、理学療法士(運動療法)、検査技師が治療チームを組み、個別対応を含む講習会を実施しています。ご家族も一緒に参加頂けます。医師を交えた会食会(昼食)もあり、くつろいで話をする機会を設けています。リハビリ科での昼食後の運動療法も好評です。2週間の休みが取れない場合、週末を利用した「生活習慣病体験入院」もあります(年数回)。
当院は病診連携にも力を入れ地域完結型医療を目指しており、外来治療で病状が安定した後は、お近くのかかりつけ医と、当科の糖尿病診療連携に移行して頂きます。毎月の受診をかかりつけ医にて、当科は数回予約をおとりします。血糖値の悪化や合併症の発生などの場合は、すみやかに、当院での加療に移行しますので安心して治療を継続して頂けます。
合併症をおこさず、生活習慣病のない方と同じ健康寿命の維持を目標にしています。
秋の糖尿病週間中に年一回の講演会を行います。
甲状腺疾患の方が最も多く、視床下部・下垂体、副甲状腺、副腎などにも対応しています。