松山赤十字病院皮膚科は愛媛県の中核医療施設として、あらゆる皮膚疾患の診断、治療を行い、地域医療に貢献すべく努力しております。近年、皮膚科領域でも治療薬の進歩がめざましく、生物学的製剤という免疫・炎症をピンポイントで制御する薬が使用され高い治療効果が得られています。当院では、難治性の乾癬・アトピー性皮膚炎・蕁麻疹などで、生物学的製剤を用いた治療を積極的に導入しています。その他、重症軟部組織感染症、自己免疫性水疱症、重症型薬疹、熱傷、膠原病など入院治療が必要になる皮膚疾患に重点を置いて診療しています。皮膚腫瘍に関しても当科で診断、治療を行いますが、広範囲の切除、再建が必要な症例は、形成外科に手術を依頼しています。
当科受診をご希望の際には、待ち時間の短縮、スムーズな診察の進行のため、「かかりつけの医療機関」や「近所の診療所」から紹介状を書いてもらい、連携予約を取ってから受診されるようお願いいたします。病状が落ち着かれた方は、地域の医療機関へ逆紹介させていただきます。

当科では、皮膚疾患全般にわたって診療を行っています。 近辺の病院、医院との連携を密にし、紹介患者さんを大切にする様心がけています。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 南 | 南 | 白井 | 南 | 南 | |
| ※予約患者さま及び初診の患者さまは、紹介状をお持ちの方のみ診察をさせていただきます。 | |||||
| 外来延患者数 | 15,387人 | 一日平均 | 42.0人 |
|---|---|---|---|
| 外来新患者数 | 2,072人 | 一日平均 | 5.7人 |
| 疾患別入院 | 74人 |
|---|---|
| 円形脱毛症(パルス療法) | 18人 |
| 蜂巣炎 | 12人 |
| 丹毒 | 10人 |
| 帯状疱疹 | 10人 |
| 難治性皮膚潰瘍 | 4人 |
| 薬疹 | 4人 |
| 水疱性類天疱瘡 | 3人 |
| 劇症紫斑病 | 2人 |
| 食物依存性運動誘発アナフィラキシー | 2人 |
| 末梢性T細胞リンパ腫 | 2人 |
| 熱傷 | 1人 |
| 皮膚膿瘍 | 1人 |
| 多形紅斑 | 1人 |
| 臀部褥瘡 | 1人 |
| 特発性後天性全身性無汗症 | 1人 |
| 肥満細胞症 | 1人 |
| スティーブンス・ジョンソン症候群 | 1人 |
| 皮膚生検 | 244件 |
|---|---|
| パッチテスト | 23件 |
| 光線療法(PUVA、UVB) | 371件 |
|---|---|
| 液体窒素冷凍凝固療法(疣贅、良性腫瘍) | 350件 |
| 円形脱毛症に対する局所免疫療法(SADBE) | 77件 |
| 局麻手術 | 24件 |
| 良性皮膚腫瘍切除 | 23件 |
| 悪性皮膚腫瘍切除 | 1件 |
| 氏名(筆頭者) | 題名 | 掲載雑誌名 | |
|---|---|---|---|
| 氏名(発表者) | 題名 | 学会名(開催地) | 発表月日 |
|---|---|---|---|
| 岩坂 麻衣子 | サリルマブ投与中の関節リウマチ患者に生じた右下腿壊死性筋膜炎の1例 | 第78回日本皮膚科学会愛媛地方会(松山) | 2024.3.30 |
| 南 満芳 | 肛囲二次性乳房外Paget病の1例 | 第160回日本皮膚科学会徳島地方会(徳島) | 2024.6.2 |
| 南 満芳 | 治療に難渋した播種性Mycobacterium chelonae 感染症の1例 | 第76回日本皮膚科学会西部支部学術大会(徳島) | 2024.9.8 |
| 岩坂 麻衣子 | 顔面に出現した辺縁帯リンパ腫の1例 | 第79回日本皮膚科学会愛媛地方会(松山) | 2024.10.5 |
| 南 満芳 | ベキサロテン内服と光線療法を併用した菌状息肉症の1例 | 第161回日本皮膚科学会徳島地方会(徳島) | 2024.11.30 |
| 氏名(発表者) | 題名 | 学会名(開催地) | 発表月日 |
|---|---|---|---|
| 南 満芳 | 乾癬治療における最近の話題 | 令和5年度生涯教育講座 第10回(松山) | 2024.1.9 |
| 南 満芳 | 長期寛解維持をめざすアトピー性皮膚炎治療~ADCT評価ツールの使用経験も含めて~ | 日本皮膚科学会第194回山口地方会特別講演(宇部) | 2024.7.21 |
| 南 満芳 | アトピー性皮膚炎~最新の治療について~ | 2024年度日本女性薬剤師会薬剤師継続学習通信教育講座(松山) | 2024.9.1 |
| 南 満芳 | 乾癬生物学的製剤治療におけるチルドラキズマブの立ち位置 | 第76回日本皮膚科学会西日本支部学術大会ランチョンセミナー2(徳島) | 2024.9.7 |
| 南 満芳 | アトピー性皮膚炎の病態と治療について | 松山市通俗医学講座(松山) | 2024.9.21 |
| 南 満芳 | 乾癬生物学的製剤治療におけるチルドラキズマブの立ち位置 | 広島西部地区皮膚科勉強会(広島) | 2024.12.4 |