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当番日には松山2次医療圏約65万人を1病院で担当しますので、症状が軽い、あるいは緊急性のない場合は時間内の受診をお願いします。また、内科疾患は一次救急医療機関(松山市急患医療センター、松山市医師会休日診療所など)をご利用下さい。
平日の診療時間内は救急部が初期対応しますが、それ以外は当直医による応急処置が主体となります。
救急受診ではできる検査も限られています。専門医受診・詳しい検査をご希望の場合は平日の診療時間内に受診してください。診察順は原則受付順ですが、重症の方を優先することがあります。また、受診が多い年末年始・連休中、救急車が多い場合などは待ち時間が長くなります。これらの点をご承知おきのうえ、ご利用ください。
愛媛県の救急医療を守る県民運動(愛救県民運動)にもご理解・ご協力ください。
急性・救急疾患の初期診療と一部疾患の入院診療を担当し、研修医の教育の場としても機能しています。診療の一部を紹介します。
松山2次医療圏でも向精神薬などの薬物中毒の搬送例が増加しています。薬物の適正管理・使用に心がけてください。薬物の検査(トライエージ)と胃洗浄の実際です。
夏場の代表的な救急疾患です。重症例では死亡することもあります。意識はなく、深部体温(直腸温)39.5℃でした。点滴開始後、激しい発汗が始まりました。意識障害とけいれんのため集中治療室に収容して治療を行いました。翌日には意識も戻り、無事に退院されました。
冬場に限らず見られます。一人暮らしの方が、自宅で長時間倒れたままで低体温になる方が増加しています。深部体温(直腸温)30.4℃でした。適切な方法による加温(復温)が重要です。