当科が地域の先生方と直接に連携させていただくことは少ないですが、手術等を通して繋がっており、日頃のご協力に感謝申し上げます。
当院では、ロボット支援下手術、TAVI、内視鏡手術適応疾患の拡大など、手術の低侵襲化が進む一方、患者様の高齢化により重度の合併症を持つ方の手術も多くなりました。近年の麻酔科のトピックに、神経ブロックによる術後鎮痛の拡がりがあります。抗血栓薬を中断できない患者様でも、可能な限り痛みを抑え、安全・快適な麻酔を心がけています。
2020年度の手術件数は6,459件、そのうち麻酔科管理は4,317件を数えます。常勤医12名全員が指導医・専門医の資格を持ち、より安全な麻酔管理を行える体制を整えています。
地域の先生方が安心して患者様をご紹介いただけるよう、今後とも、日々研鑽に努めてまいります。