経営の源泉は、人・物・金・情報と言われていますが、物・金・情報を運用するのは「人」です。
人事課では、人と組織に焦点をあて、優秀な人材の確保や育成、変化に見合った人員配置、働きやすい職場環境の整備や福利厚生の充実など、組織として有機的に機能するよう『人材マネジメント』を担っています。労働を通じて、職員一人一人が人生の充実感を感じられるよう、より良い労働環境の整備に努めています。
総務課は、一般の庶務業務を含め官庁等からの調査依頼に対する報告や病院で行われるイベントの企画・運営などの業務だけではなく、病院に来られる患者さんや地域住民の方、さらには報道機関等への広報業務も行います。
また、万一の事故や苦情などのリスクマネジメントも総務課の大切な業務です。
このように総務課は、円滑な病院運営に係わる広範な業務を担当しています。
経営企画管理課では、各種医療統計の作成を始め、経営改善に繋がる院内外の様々なデータ分析を行っています。「院長ヒアリング」「経営対策会議」等への資料提供、さらに費用対効果の検証を実施し、病院の収益性の向上に役立てるべく情報を発信しています。
また、「バランスト‧スコアカード」を活用した全職員参加型の病院運営を経年的に取り組んでおり、担当事務局として多面的に経営マネジメントに関わっています。
情報システム室は、病院情報システムの中核となる電子カルテの運用管理・操作教育をはじめ病院IT化を推進していく中で重要な役割を担っています。
診療情報管理室は、診療情報管理士の資格を有する職員を中心に診療記録の整備・精度向上に努め、診療情報のデータベース化による疾病・手術処置等の統計作成や診療データの提供を行っています。がん登録業務は、がん登録実務初級・中級認定者にて院内がん登録、全国がん登録、がんに関わる調査、院内・院外への情報提供等の対応を行っています。
また、がん診療推進室は、他職種(医師、薬剤師、看護師、公認心理師、社会福祉士等)協働により、がん診療体制の強化を図るための各種取り組みを実践しています。
医療秘書課は医師の事務作業の負担軽減を目的として診断書・意見書等の文書作成、臨床実績調査、診療データの入力・管理、学会発表・研修会の準備等多岐に亘る業務を担っています。
また、外来診察室で医師に陪席し、診察記事・各種オーダの代行入力、診療補助も行っており、日々自己研鑽に努めながら、医師が診察に専念できるよう環境整備に取り組んでいます。
外来医事課では、患者の皆様の病院における最初の窓口として、様々な症状に対する診療科へのご案内や診療費に関するご質問にお答えするなど、患者の皆様と医療スタッフの橋渡し的役割を担っており、日々、安心して診療を受けていただけるよう、チーム医療の一員として業務に携わっています。主な業務といたしましては、新規外来患者の受付及びコンピューター登録、外来受付での医療費計算、診療報酬の請求、未収金の督促及び管理等があります。
入院医事課は、入院医事係、保険業務係、未収金管理係、DPC管理係の4係で構成され、主に入院患者さんの診療報酬算定・請求業務を担っています。
院内の他職種との連携が重視される部署であり、医業収入の面においても重要な位置にあるといえます。また、DPC対象病院であり、高い専門性が求められることから、情報収集・研鑽に努め、適切な診療報酬算定・請求に注力しています。
地域医療連携課では、地域の医療機関と連携をとりながら、患者の皆さまにより良い医療を提供できるよう努めています。
主な業務内容は、①紹介患者事前予約受付②診療情報提供書等の返書管理 ③地域医療従事者への研修の実施及び広報誌の発行④連携関連データ管理業務等となっています。また、MSWが社会福祉を基盤とした相談業務を行っており、患者の皆さまやご家族が安心して療養生活を送ることができるよう入退院に関する支援をしています。
会計課は、経理係、出納係から構成されておりその主な業務内容は、予算及び決算報告書の作成、財務諸表(PL、BS、CF等)の作成及び分析、資金の管理及び運用、出納及び窓口徴収事務、職員の給与計算及び支給、出張旅費の支給、未収金の管理など、主に病院運営のための金銭に関わる業務を行っています。
正確且つ適正な事務処理を行うことはもとより、信頼性の高い財務情報の発信により、病院運営に寄与するよう努めています。
管財課は、大きく物品担当と施設担当に分かれます。
物品担当では、医療機器、医療材料、医薬品を含む全ての物品購入にかかる契約や医療機器の保守契約、医療材料等の在庫管理を行っています。
施設担当では、建物・設備の管理、各種工事の調整、専門業者と協働した清掃・洗濯・廃棄物処理等の環境衛生管理を行っています。
当院は、高度で良質な医療機能はもとより、大規模災害時にも充分な医療を提供できる地域から必要とされる病院の構築を目指しています。病院建設課では、“地域医療支援病院として”、“赤十字病院として”、“地域の基幹病院として”、当院が担う全ての使命を果たすことのできる新病院建設に向け、スタッフ全員で取り組みを進めています。