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治療方針

  • 消化器内科・消化器外科が協力して「胃腸センター」として治療を行っています。
  • ガイドラインに準拠した治療を行っており、内視鏡、CT、MRIなどの検査を行い、消化器内科医と、消化器外科医が共同で診断を行った上で、患者さんの状態に応じて内視鏡治療から手術・化学療法を用いた集学的治療まで、治療法の選択肢を提示しています。検査と治療の前には十分な説明を行い、治療方針の決定に際しては患者さんの自己決定権を尊重しています。
  • 早期胃がんに対しては、内視鏡的粘膜剥離術(ESD)もしくは、腹腔鏡下手術を導入し患者さんの身体に優しい治療の提供を目指しています。

治療内容

  • 早期胃がんに対しては、身体への負担が少なく、回復が早い腹腔鏡補助下幽門側胃切除(LADG)及び腹腔鏡下胃全摘術(LTG)を積極的に行っています。
  • 早期胃がんのなかで粘膜内がんは内視鏡的切除の適応とされています。消化器内科では以前より、精度の高い術前深達度診断を施行するとともに、内視鏡的切除術を積極的に施行してきましたが近年、特に内視鏡的粘膜剥離術(ESD)を導入、施行しています。ESDは従来の内視鏡的粘膜切除術(EMR)と比較して、より正確に、より大きな病変の切除が可能です。現在、ESDは早期胃がんに対する内視鏡的切除術の80%以上を占めており、症例数も増加傾向にあります。

<当院のがん治療 胃がんデータ(2022年症例)>