概要・スタッフ

はじめに

近年、がん薬物療法は、従来の抗がん剤に加え、分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害剤などの新しい薬剤が次々に開発され、治療内容が高度化・専門化してきています。安心・安全な治療を受けていただくためには、この領域の専門家によるチーム医療が必要です。
以前の抗がん剤治療は長期の入院が必要でしたが、新しい治療法や副作用を緩和する薬剤の開発により、外来通院で治療が可能となりました。当院でも、安心かつ安全なシステムを整備し、専用の化学療法センターを平成17年4月に開設しました。治療前と同じような生活を送りながら外来通院できるように、専門スタッフで対応しています。

化学療法センター入口
化学療法センター入口
化学療法センター内の様子
化学療法センター内の様子
化学療法センターに関わる専門スタッフ
職名 人数 認定・専門
医師 1名 がん薬物療法専門医
看護師 1名 がん化学療法看護認定看護師
薬剤師 3名 がん専門薬剤師

沿革・実績

沿革
2005年4月 開設
2008年7月 拡張
現在 病床17床(医師2名、看護師8名、薬剤師3名)
実績
  • 化学療法センターの令和4年度利用件数は年間6,585件(1日平均約27件)で、新規患者数は393名でした。

安心して治療を受けていただくために

外来で治療を受けていただく場合、副作用の自己管理をしていただくことが必要となります。
化学療法センターでは、患者さんが安心して治療を続けられるように、薬剤師が薬と副作用の説明をし、看護師が副作用や体調を確認し、日常生活のアドバイスを行っています。

<化学療法センターに関するお問い合わせ>

下記にご連絡ください。
松山赤十字病院  Tel.089-924-1111(代表)
※ご連絡の際には、お名前・患者番号をお伝えください。

月~金曜日 8:30~17:10
かかりつけの診療科へ繋いでもらってください。
17:10~8:30
看護当直室へ繋いでもらってください。
土・日・祝日(5/1、12/29〜1/3を含む) 看護当直室へ繋いでもらってください。

治療の質と安全性の確保

当院で行われる化学療法は、すべて院内レジメン審査部会において、治療効果や安全性が検討された治療です。
使用薬剤の投与量・投与方法・投与時間・支持療法など、医師・看護師・薬剤師から構成されるチームにより、詳細に検討し登録されています。
また、多職種が集まる化学療法キャンサーボードを毎週開催し、情報を共有するとともに、治療内容や副作用対策を議論し、治療の質と安全性の確保に努めています。

快適な環境の確保

化学療法センター

・患者さんがリラックスして治療が受けられるように、リクライニングベッドにはテレビを設置ています。
・飲食は可能です。
・治療中、ご家族の付き添いは原則お断りしています。

治療の流れ

治療の流れ

※ 治療の内容により検査が不要の場合があります。

薬薬連携

2023年8月1日より、連携充実加算を再開しています。

以下のご案内に関しては、こちら

 レジメン等に関するお問い合わせについて
 ・ 当院の登録レジメン一覧
 ・ 連携充実加算・特定薬剤管理指導加算2の対象研修会