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治療方針

  • 乳腺外科が治療を行っています。
  • 乳腺チームを結成し、エビデンス(証拠)に基づいた治療である、Evidenced Based Medicine (EBM) を実践し、患者さんが適切な医療を受けられるよう日々努力しています。
    また、治療を行う際は、乳腺チーム全体で患者さんの心と身体を支えるとともに、地域医療機関との連携を積極的に行い、地域全体で患者さんをサポートする試みも行っています。

治療内容

  • T2までの乳がんに対して、積極的に乳房温存乳腺部分切除術を施行しています。
  • 形成外科と協力し乳房再建術も行っています。
  • 術前検査にて腋窩リンパ節の腫脹を認めない症例に、色素単独法によるセンチネル節生検を施行しておりRI併用法と比肩する成績です。
  • エビデンスに基づいた術前、術後や進行再発乳がんに対する薬物療法を行っています。
  • 乳がん看護認定看護師、がん専門薬剤師及びがん化学療法看護認定看護師が常勤しており、チームとして治療にあたっています。
  • 地域連携パスを用いて、かかりつけ医と連携した外来フォローアップ体制を構築しています。

<当院のがん治療 乳がんデータ(2021年症例)>

※1 症例区分「80:その他」を除いて集計

■男女の割合
■年齢の割合
■がんの診断、治療のため当院を受診した経路
■当院での「初回診断の有無と初回治療の有無」の組み合わせ
■詳細部位
■UICC TNM治療前ステージ<自施設診断および初回治療実施症例、癌腫のみ>

※4

  • *2018年診断症例の集計結果は「がん診療連携拠点病院院内がん登録2018年全国集計」に提出した院内がん登録データを用いています。
  • *2018年診断症例の集計結果は、2019年7月時点での登録されているデータを基にしています。
     資料:「がん登録でみる愛媛県のがん診療2020 施設別集計(院内がん登録2018年診断症例より)」
  • *2018年診断症例の病期分類には、UICC TNM分類 第8版を使用しています。
  • *各集計表において、集計値が9以下の場合、「1~3」「4~6」「7~9」と値を表示しています。
  • *『がん診療連携拠点病院等 院内がん登録 標準登録様式』 2016年版および、2006年度修正版の項目の一部を収集。
     定義については、院内がん登録2016年全国集計の調査方法に準じる。
  • ※1 症例区分「80.その他」を除くについて
    症例区分「80.その他(2016年症例から)」は、セカンドオピニオンなどの診断や治療の区分に含まれない症例の事です。
    この区分を含めて集計を行うと施設間比較の可能性が損なわれるという理由で、基本的な集計対象から除外しています。
  • ※2 「紹介」の扱いについて 
    「紹介」は、「他院からの紹介」「がん検診からの紹介」「健康診断からの紹介」「人間ドックからの紹介」の合計です。
    救急車で来院された例は「その他」に含まれます。
  • ※3 症例区分について
    診断のみ 自施設で診断したが、治療の施行は他施設へ紹介・依頼した場合。
    自施設診断・自施設初回治療開始 自施設で診断および初回治療に関する決定をし、腫瘍そのものへの治療を開始した場合。
    自施設診断・自施設初回治療継続 自施設で診断した後、他施設で初回治療が開始され、その後、自施設で初回治療の一部を実施した場合。
    他施設診断・自施設初回治療開始 他施設で診断された後、自施設を受診し、自施設で腫瘍そのものへの治療を開始した場合。
    他施設診断・自施設初回治療継続 他施設で診断した後、他施設で初回治療が開始され、その後、自施設で初回治療の一部を実施した場合。
    初回治療終了後 他施設で初回治療終了後に自施設を受診した場合。自施設受診後の治療の有無は問わない。
  • ※4 UICC TNM分類 第8版
    がんの病期と進展度を記載・分類する最新の国際基準が示されている。
    UICC(国際対がん連合)の監修のもと発刊された正式ガイド。