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治療方針

  • 消化器内科・消化器外科が協力して「胃腸センター」として治療を行っています。
  • ガイドラインに準拠した治療を行っており、内視鏡、CT、MRIなどの検査を行い、消化器内科医と消化器外科医が共同で診断を行った上で、患者さんの状態に応じて内視鏡治療から手術・化学療法等を用いた集学的治療まで、治療法の選択肢を提示しています。検査と治療の前には十分な説明を行い、治療方針の決定に際しては患者さんの自己決定権を尊重しています。

治療内容

  • 直腸がんに対しては、腹腔鏡下手術を積極的に行っています。下部直腸がんでもできるだけ肛門温存するよう努め、内肛門括約筋切除も導入しています。
    また症例に応じて、術前放射線療法や化学療法も施行しています。
  • 結腸がんに対しては、腸閉塞・高度癒着例などの要因がない場合、早期がん、進行がんにかかわらず腹腔鏡補助下腸切除術を導入しています。
  • 早期直腸がん及び早期結腸がんのなかで粘膜がんは内視鏡的切除の適応とされています。
    消化器内科では以前より内視鏡的切除術を積極的に施行してきましたが、近年、早期胃がんと同様に、早期直腸がんと早期結腸がんに対しても内視鏡的粘膜剥離術(ESD)を導入しています。直腸がん及び結腸がんに対するESDは平成23年度から保険適用されていますが、当科のESD施行数は中四国の医療機関の中でもトップクラスとなっています。

<当院のがん治療 大腸がんデータ(2022年症例)>