採用情報
初期臨床研修医

救急医療・急性期医療・一般医療の3領域を、
確実に学べるのが何よりの魅力。
自分の進路を多様な経験の中で確認できます。

小児科研修プログラム

1.診療科紹介

 成育医療センターの小児科部門として、産婦人科、カウンセリング、ボランティアサポートのスタッフと連携して診療に従事しています。成育医療は胎児期から思春期まで、一貫して子どもとその家族を医療・保健・心理の面から支援を行うことを目標にし、そのため小児科は、新生児、未熟児、アレルギー、感染免疫、神経、血液、心臓、腎臓、内分泌、精神など広範囲の専門的部門をそろえています。小児救急も市の急患医療センターと連携して積極的に行っています。また地域医療連携により、紹介患者も多く、季節毎に小児で流行する感染症、気管支肺炎、クループ、嘔吐下痢、インフルエンザの他、川崎病、喘息、熱性けいれん、ネフローゼ症候群などプライマリーな疾患を豊富に診ることができます。

診療実績(2022年)
外来延患者数 16,539名
外来新患者数 3,164名
入院延患者数 8,672名
入院新患者数 1,274名
カウンセリング総患者数 875名
食物負荷試験数 268件
心エコー数 412件
脳波検査数 620件
腎生検 8件
新生児入院 179名
NICU入院 120名

 

2.指導スタッフ

指導責任者 近藤陽一
指導医

眞庭聡、河上早苗、上田晃三、小林光郎、西﨑眞理、住友裕美、中村亮太

3.一般目標(GIO)

小児のプライマリ・ケアに必要な基本的態度、技能、知識を学び、小児の特徴を理解し、基本的臨床能力を習得する。

4.行動目標(SBO)

  1. 患児およびその家族との良好な人間関係を確立でき必要な情報を収集できる。
  2. 新生児、小児の正常所見を理解した上で、異常所見が抽出できる。
  3. 患児が抱える問題点を的確に把握し、解決のための診療計画を指導医のもと立案し患児や家族と話し合うことができる。
  4. 臨床基本手技、臨床検査、薬用量等における小児の特性を理解し臨床応用できる。
  5. 医師、看護師、その他の医療従事者の中での役割を理解し、チーム医療を実践できる。
  6. 医療保険制度、小児保健、公費負担制度等を理解する。
  7. 経験症例について文献検索、症例報告作成などの学術活動ができる。

5.方略(LS)

  1. 入院患者を担当医として診療し、問題解決志向型の診療録記載、退院時要約を適切に作成するとともに基本的手技を経験する。
  2. 新生児回診に参加し、診察、採血、検査等を行う。
  3. 輪番救急日、急患センター等において救急患者の診療(見学を含む)を行う。
  4. 小児一般外来において初診または再診患者の診療を行う。(指導医のもと)
  5. モーニングカンファレンス、総回診において症例提示を行う。
  6. 勉強会やミニレクチャーを通じて小児専門医療について学ぶ。
  7. 予防接種、乳児健診、カウンセリング等を見学し小児保健学や児童精神医学、虐待等についての知識を深める。
  8. 研修期間中に受け持ち症例の中から1例につき、症例発表を行う。

6.評価

 指導医によりPG-EPOCに従い評価を行い、本人へのフィードバックも行う。