採用情報
初期臨床研修医

救急医療・急性期医療・一般医療の3領域を、
確実に学べるのが何よりの魅力。
自分の進路を多様な経験の中で確認できます。

眼科

1.診療科紹介

当院眼科は、網膜硝子体疾患、眼部腫瘍、白内障を専門としております。最近では涙道疾患、角膜感染症にも対応できる総合的な眼科医療機関として愛媛県の各地より紹介をいただいています。

令和4年1月1日~令和4年12月31日の当科の主な手術件数を以下に列記します。

白内障手術(895件)、網膜硝子体手術(332件)、緑内障手術(18件)、レーザー(405件)

眼瞼手術(87件)、角結膜手術(64件)、涙道手術(29件)、眼窩手術(35件)

当科では眼科手術のみならず多岐にわたって眼科疾患の診療を行っており、愛媛県眼科医療の中核病院のひとつとして位置づけられると考えております。

2.指導スタッフ

指導責任者 上甲武志
指導医 川口秀樹、児玉俊夫

3.一般目標(GIO)

全身疾患を診断するうえで必要な眼科学の知識を習得するとともに、プライマリーケアで遭遇しうる眼疾患の初期診察ができることを目標とします。次項で具体的な到達目標を記載します。

4.行動目標(SBO)

  1. 視覚障害患者を理解し、コミュニケーション能力を身につけることができる。
  2. 眼科的問診を的確にとれ、問診結果から原因となる眼疾患を列挙できる。
  3. 視力検査などの基本的な眼科検査を実施できる。
  4. 前眼部および眼底の診察ができ、所見を記録することができる。
  5. 基本的な眼処置が指導医のもとで実施できる。
  6. 眼科救急疾患の初期治療を理解し、指導医のもとで実施できる。
  7. 感染性結膜疾患の院内感染対策を理解し、実施できる。

5.方略(LS)

  1. 外来業務
    眼科外来の診察、処置に立ち会って指導医のもとで眼科診療の基本を身につけるとともに、視能訓練士とともに基本的な眼科検査を実施します。
  2. 病棟業務
    入院患者に対して指導医のもとで術前診察および術後の診察、処置手技を習得します。
  3. 手術
    手術には手洗いして立ち会い、白内障や前眼部手術においては助手として参加することによって手術手技を習得します。研修中に機会があれば、豚眼を用いた白内障手術実習を行い、指導医のもとで白内障をはじめとする眼科手術を経験することにより手術の楽しさを体感してもらうこともできます。なお、研修期間中に他施設(愛媛大学付属病院眼科および愛媛県立中央病院眼科)において豚眼を用いた白内障手術実習があれば参加可能です。

6.評価

  1. 形成的評価:毎日
    指導医により行動目標の各項目について評価を受けます。眼科のローテート終了時に研修医自己評価、指導医および視能訓練士から研修医への評価を行い、総括的評価の指標とします。
  2. 総括的評価:眼科ローテート終了時
    指導医は眼科ローテート中の評価を総括して研修医の到達度を判定します。さらに指導医と研修医の会を開いてその内容を研修医にフィードバックするとともに、研修医による評価を参考にして眼科研修システムの内容を改善します。