採用情報
初期臨床研修医

救急医療・急性期医療・一般医療の3領域を、
確実に学べるのが何よりの魅力。
自分の進路を多様な経験の中で確認できます。

Z06_2068
リウマチ科(リウマチ膠原病センター)

1.診療科紹介

 リウマチ膠原病センターでは、免疫学的メカニズムにより発症する疾患:膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、結節性多発動脈炎)、血管炎症候群、ベーチェット病、成人発症スチル病、リウマチ性多発筋痛症、脊椎関節炎、結晶性関節炎、感染性関節炎、変形性関節症などの診断・治療を行っています。全身のあらゆる臓器に起こる徴候を免疫学的な思考で解釈を加え、理論的に治療戦略を組み立てます。全身性疾患である自己免疫性・炎症性疾患患者さんを診ることを通して、どの診療科にも必要な知識・思考過程を学ぶことができます。

2.指導スタッフ

指導責任者 水木伸一
指導医 児玉華子、三嶋耕司

3.一般目標(GIO)

全身各臓器における病態を免疫学的に診断・治療するために必要な基本的知識、技能を習得する。

4.行動目標(SBO)

(1)自己免疫性・炎症性疾患診療を通して患者さん全体を診る姿勢を身につける

(2)全身徴候から自己免疫性・炎症性疾患の鑑別疾患をリストアップできる。

(3)発熱性疾患・感染症などの除外診断に必要な検査計画を立案できる

(4)全身画像検査(XP、CT、MRI、PET、超音波検査)所見から免疫学的病態の関与を推定できる

(5)心肺・肝腎・脳神経など全身諸臓器の障害を免疫学的機序から説明できる

(6)免疫抑制剤、分子標的剤の基本的な使用方法と合併症の予防対策を説明できる

(7)関節所見をとることができる

(8)関節機能再建手術の適応、限界を説明できる

(9)免疫抑制療法中の周術期管理を行うことができる

(10)専門医への適切なコンサルテーションができる

(11)メディカルスタッフと協力してチーム医療を実践できる

(12)患者背景を評価し、心理的、経済的、社会的側面への配慮ができる

5.方略(LS)

(1)入院患者の担当医として、指導医とともに診療(問診、診察、検査結果の解釈、鑑別診断、診療計画立案、治療)にあたる

(2)外来に、担当医とともに参加する

(3)回診やカンファレンスに参加し、発表、討論を行う

(4)抄読会や勉強会に参加し、最新情報を得る

(5)学会や研究会に積極的に参加し、症例報告や研究発表を行う

6.評価

入院担当医としての診療:退院サマリーでのチェック

診療態度、関連手技、カンファレンスでの症例提示:口頭でのフィードバック

ローテート終了時には研修医・指導医の相互評価