本校について

学校長 横田英介
日本赤十字社は、人道・博愛・奉仕の精神を基調に広範囲におよぶ活動をしていますが、その一つに看護師養成があります。本校は大正2年に創立され、平成29年3月には第103回卒業式において54名が卒業しました。人道(ヒューマニティー)を基盤とする赤十字の理念に基づいた教育による赤十字看護師の養成を行い、これまでに3054名の看護師が巣立ち様々な分野で活躍しています。母院である松山赤十字病院の実習では、先輩看護師のみならず講師を務める医師、コ・メディカルの職員も協力し学生の教育・指導にあたっています。

1913年(大正2年) 4月 日本赤十字社愛媛支部看護婦養成所として看護婦の養成を開始
1949年(昭和24年) 4月 松山赤十字看護学院と改称
1950年(昭和25年) 12月 松山赤十字高等看護学院と改称
1976年(昭和51年) 4月 松山赤十字看護専門学校と改称

赤十字は、基本原則である人道(ヒューマニティー)に基づき国際的な視野に立って人の命を守り、個人の尊厳と権利を尊重するために様々な活動を展開している。

看護の分野においては、国籍・人種・信条・政治及び社会的立場のいかんにかかわらず、人々のあらゆる健康レベルに応じて健康上の課題に対して支援することをめざし活動している。

本校は、人道(ヒューマニティー)を基盤とする赤十字の理念に基づき、人間の生命と健康を守り、苦痛を軽減し、尊厳を確保できる豊かな人間性をそなえた看護師を育成する。

保健医療福祉チームの一員として、また将来、赤十字看護師として、個人を尊重した看護活動ができる基礎的能力を有し、社会の発展に貢献できる看護実践者の育成をめざす。

※赤十字看護師とは、赤十字の基本原則に基づき行動できる国内外、平時・災害時を問わず看護活動ができる赤十字活動の推進者である。



修業年限   3年   学年定員40名


赤十字の理念を基調とし、広く社会に貢献できる看護実践者を育成する。

1 人道(ヒューマニティー)を基盤とする赤十字の理念に基づき、人間の尊厳と権利を尊重して行動できる豊かな人間性を養う。
2 人間を身体的、精神的、社会的に統合された存在として幅広く理解する能力を培う。
3 看護の専門職業人としての倫理観をもち、対象に応じた看護が実践できる基礎的能力を培う。
4 保健医療福祉システムにおける看護の役割を果たすことができる基礎的能力を培う。
5 赤十字の基本原則を理解し、赤十字の活動の推進者として必要な基礎的能力を培う。
6 看護専門職者として自己啓発する能力を培う。


1859年、イタリア統一戦争の戦場、ソルフェリーノの丘に偶然通りかかったアンリー・デュナンは、置き去りにされ、うめき苦しんでいる負傷兵を黙ってみていることができず、近所の婦人などを集めて「みんな同じ人間どうし」という考えのもと、敵味方の別なく手当をしました。

その後、この体験を「ソルフェリーノの思い出」という本にまとめ、各国に救護団体を創設することと、国際協定を制定することの必要性を全世界の人たちに向けて訴えました。

人類愛に根ざしたアンリー・デュナンの考えと行動が、今日の赤十字を創ったのです。

日本赤十字社は、人道、博愛を基に、1877年(明治10年)博愛社として誕生し、1886年(明治19年)世界の赤十字社の一員としてジュネーブ条約に加入しました。

現在、日本赤十字社の事業活動は広範囲におよび、その一つとして、看護師養成があります。

1965年(昭和40年)第20回赤十字国際会議の決議に基づいて活動している。

学校
在宅看護実習室
図書室
情報処理室
看護実習室
在宅看護実習室
図書室
講堂兼体育館(寮)
食堂兼娯楽室(寮)


博愛碑の隣にいとすぎが植樹されました!
(平成24年4月 いとすぎ植樹)
愛媛県青少年赤十字賛助奉仕団委員長

平松清一氏
元愛媛県青少年赤十字賛助奉仕団副委員長
田中 久雄氏と共に

1859年、イタリアのソルフェリーノの丘で、イタリア・フランス軍15万人とオーストリア軍17万人の激しい戦いがあり、多くの死傷者がでました。そこを通りかかったスイス人のアンリー・デュナンは、そのむごい様子をみて、村人に呼びかけ、傷つき、苦しんでいる両軍の兵士を敵味方の区別なく助ける活動を行いました。

ソルフェリーノの丘は、赤十字誕生の地であり、そこにはいとすぎの木が群生していました。そのようなことからいとすぎは赤十字のシンボルツリーといわれるようになりました。

1959年(昭和34年)赤十字思想誕生100周年を記念し、イタリアの赤十字社からソルフェリーノの丘で採取したいとすぎの種が、日本赤十字社へ送られてきました。その後、赤十字発祥の地への思いとともに赤十字活動の象徴として、全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会により、学校や赤十字機関へいとすぎの植樹が行われてきました。愛媛県でも平成18年から、当校への植樹まで77箇所に植樹されています。

当校の校庭のバラのいわれをご存知ですか?

昭和29年、名古屋のS高校の修学旅行生が集団食中毒にかかり、船便が着いた夕方、40数名が次々と松山赤十字病院へ運ばれてきました。そのため緊急に看護師や看護学生が総動員され看護にあたり、3日後には全員回復し帰路につくことができました。その同じ月に、四国を襲った台風により、愛媛県内の被害が甚大であったことが報道されるや、いちはやくS高校からお礼をかねた丁重なお見舞い状が届きました。

そこには温かい心のこもったお見舞金も同封されていました。それを意義あるものに使用したいとの議が起こり、「入院された方の枕辺を慰め、又道行く人々を楽しませる」ことのできるバラ園を造成することとなりました。 バラ園は、土を耕し堆肥をつくりと看護師や学生の手により造成され、56坪に300本のバラが植樹され、学生達により「博愛の園」と名づけられました。

昭和50年病院増改築工事にあたり、惜しくも姿を消していましたが、平成5年の看護学校移転に伴い、校庭にバラが植樹され、その思いは庭一面に咲き匂う当校のバラに受け継がれています。
故名誉院長酒井黙禅先生の作詞による校歌の3番の一節「庭一面に咲き匂う、うばらの如くかがやかん」は、博愛の園を歌いこまれたといわれています。
松山赤十字看護専門学校
〒790-0823
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