日本赤十字社 松山赤十字病院

研修プログラム

耳鼻咽喉科

 耳鼻咽喉科では頭蓋内や脊椎の疾患、眼科疾患をのぞく頭頚部疾患を対象にしています。耳、鼻、口腔の感覚器、呼吸経路、食物摂取経路があり、さらに発声機能もあるため、この領域の疾患は人間らしい生活を送る上で大きな障害をもたらします。悪性腫瘍では呼吸や摂食、発声構音の障害のみならず、顔貌の変化などの外面的な問題も生じます。また、睡眠時無呼吸症候群や扁桃病巣感染のように全身的な障害を生ずる疾患もあります。甲状腺は頚部の診察を行えば頻繁に異常が見つかる臓器であり、副甲状腺とともに注意を要します。気道異物、急性喉頭蓋炎などのただちに生命に直結する疾患を含め、この領域の解剖、疾患を把握しておくことは医療を実践していく上で非常に大切です。当科では関連他科との連携をはかりながら、以上の多様な疾患に対応しており、充実した研修が可能です。

指導責任者 有友 宏
指導医 篠森裕介、上田哲平

 頭頚部領域の診療に必要な基本的技能を身につけ、頭頚部領域の主要な疾患について知識を深めることを目標とします。とくに救急患者の頻度が高い急性中耳炎・眩暈・鼻出血などについて的確に鑑別し初期治療を行うための研修を行います。

(1)耳鼻咽喉、頭頚部領域について問診、視診、触診を行い、所見を記載できる。
(2)聴力検査、めまい検査を行い、評価できる。
(3)鼻腔、喉頭内視鏡検査を自ら行い、評価できる。
(4)中耳炎、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、咽頭喉頭炎、めまい、嚥下障害の診断と治療を理解し、治療に参加できる。
(5)鼻出血止血、異物など外来での救急に対応できる。
(6)頸部の腫瘤性病変の診断を行い、治療方針を策定できる。
(7)頭頚部の解剖を理解し、手術の助手を務める。

(1)病棟OJT(On the Job Training):毎日
(2)外来OJT:外来業務陪席(手術日以外)
(3)手術室業務OJT:手術日
(4)術前症例検討:火、木

上級医および指導医より、適宜行動目標についてフィードバックを受ける。各ローテート終了時に指導医から評価を行う。