日本赤十字社 松山赤十字病院

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診療情報

総合内科
担当:横田・岡田・上田・藤﨑

総合内科は内科系急性・救急疾患の初期診療(プライマリ・ケア)にあたるとともに、どの科に受診するのが良いのかはっきりわからない場合の相談窓口となります。

1. 外来診療

内科系全般の初期診療を行います。原則としてまず、お近くの「かかりつけ医」を受診していただき、紹介状をお持ちの上、ご利用ください。病状に応じて適切な専門科へ紹介することもあります。岡田は感染症学会専門医であり、インフルエンザ、日本紅斑熱、ツツガムシ病やHIVなどの各種感染症診療も総合内科で行っています。

2. 入院診療

救急部と連携し内科系の急性・救急疾患の入院治療にあたります。インフルエンザ肺炎など、重症病態に対しては集中治療室(ICU)で人工心肺(ECMO)を用いた治療も行っています。病状が回復あるいは安定した後は、地域医療連携の考え方に基づき、必要に応じ転院あるいは在宅医療へ移行して頂きます。「かかりつけ医」をお持ちでない場合は、その紹介も承ります。継ぎ目のない医療に心がけていますので、将来にわたり安心できる医療体制を維持するため、医療資源の有効活用にご理解・ご協力をお願い申し上げます。

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血液
担当 : 藤﨑・上田・徳山

血液内科は現在、血液専門医5名、がん薬物療法専門医1名を中心に医師7名で診療に当たっています。造血幹細胞移植による難治性血液疾患の治療に注力し、2002年6月に日本さい帯血バンクネットワークの移植医療機関に認定され、2003年7月には骨髄移植推進財団非血縁者間骨髄移植・採取認定施設となりました。また、藤﨑はがん薬物療法専門医でもあり、次々に登場する分子標的薬をはじめとした新薬も積極的に導入し、治療の標準化・最適化を行っています。また血液センターと連携し、輸血の適正化を推進すると共に、将来の献血者確保のため、啓発活動も行っています。

 

1. 同種造血幹細胞移植

2000年から無菌室1床で本格的に開始しましたが、現在では7床(平均利用率は90%超)に増床し緊急移植にも対応していますのでお急ぎの場合は是非ご相談ください。対象疾患は原則として日本造血細胞移植学会(http://www.jshct.com)の造血幹細胞移植の適応ガイドラインに準じていますが、それ以外の疾患でも移植が必要であれば検討します。骨髄採取は無菌手術室で骨髄バンクの骨髄採取ガイドラインを遵守し、血縁、非血縁ドナーとも、原則として同じ流れで採取をさせて頂きます。また末梢血幹細胞採取は同種に関しては日本造血細胞移植学会の「同種末梢血幹細胞移植のための健常人ドナーからの末梢血幹細胞動員・採取に関するガイドライン」に則り、また自家に関してもそれに準じて行っています。最新の成分献血装置Comtecを使用し、 27病棟の細胞採取室で全ての処置を医師が行い、救急カートも準備し安全確保に最大限配慮しています。

 

2. 自家造血幹細胞移植

超大量化学療法の支持療法で、造血器悪性疾患治療の有力な手段です。特に、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫の化学療法感受性再発において意義が確立しています。ガイドラインの適応年齢上限は65歳ですが、心臓や腎臓などの臓器機能に問題がなければ、それを超えても可能です。当科での最高齢は急性骨髄性白血病の74歳の方で、移植後長期生存されました。多発性骨髄腫ではtandem移植(連続2回の移植)も必要に応じて行っています。幹細胞採取・保存を全て専門医が行っていますので、1-2回の採取で2度目の移植も可能な量を確保できることがほとんどです。

 

 

3. 白血病

治療計画の多くはFBMTG(福岡骨髄移植グループ;http://f-bmtg.jp/)のものに準じています。急性白血病標準リスク群に関しては自家末梢血幹細胞移植を用いて成績の向上と治療期間の短縮を図っています。高リスク群に関しては同種造血幹細胞移植を行っています。急性白血病は緊急性のある疾患のため、週末でも対応させて頂きますのでご相談ください。 慢性骨髄性白血病は3種類の分子標的薬を適切に使い分けながら治療を行っています。

 

4. 悪性リンパ腫

低悪性度リンパ腫に関してはリツキサンを中心とした治療を行っています。中等度悪性群に対しては標準療法であるR-CHOP療法(+放射線治療)を行っています。再発や治療が効きにくい(難治)方々にはベンダムスチンや放射線免疫療法(RIT,ゼヴァリン)を導入しています。早期再発の危険性が高いと考えられる場合には自家造血幹細胞移植を組み込んだ治療も行っています。高度悪性群と再発・難治例に関しては、自家または同種造血幹細胞移植を行っています。

 

5. 多発性骨髄腫

ここ数年で新しい薬剤が3つ導入され、治療方法が大きく変化しています。原則として日本骨髄腫研究会の「骨髄腫診療指針」に基づき、可能な限り自家末梢血幹細胞移植を併用したアルケラン大量療法を行っていますが、年齢や臓器障害などの理由で移植が不向きな方々に対してはベルケイド、サレド、レブラミドを積極的に導入しています。個人輸入のサリドマイドを用いた治療も2003年に院内倫理委員会の承認を受け、積極的に行っていましたが、現在は全てサレドに移行しました。ベルケイドの投与実績は四国随一であり、レブラミドも既に多数の方々に投与中です。また60歳未満の全身状態良好な方々には治癒を目指して同種造血幹細胞移植も行います。なお、「日本骨髄腫患者の会」(http://www.myeloma.gr.jp/)という非常にしっかりとした患者さんの組織がありますので、わかりやすい最新の情報が必要な場合や病院で相談しにくい場合は、是非ご活用ください。

 

6. 治験(臨床試験)

当科は新薬の開発にも積極的に参加しています。全件数の1割以上を担当し、既に市販され、数多くの患者さんの命を救っている薬もあります。臨床試験というと人体実験と勘違いされがちですが、現在は医薬品臨床試験実施基準(GCP)に基づき、患者さんの安全確保と人権保護に細心の注意が払われています。治験参加が治療に有益であると主治医が判断した場合、参加につきご相談しますので、その意義をご理解頂ければ参加ください。ただし、参加されなくとも何ら不利益を被ることはございませんので、ご安心ください。

 

7. その他

現在当科で行っている多施設共同研究として以下のものがあります。いずれも最善の治療を皆様に提供するための臨床研究で、院内の倫理委員会の承認を受け、治験と同様に患者さんの安全確保と人権保護に細心の注意を払い実施しています。


詳細は当院ホームページの臨床研究に関するお知らせをご参照下さい。

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糖尿病・代謝内分泌
担当 : 岡田・近藤

1.当科の特徴

日本における糖尿病有病率の増加と高齢化の進行は著しく、糖尿病対策は今や国家的重要課題です。
当科は、県内で最も早く糖尿病教室(1975年)や糖尿病教育入院(1982年)を開始し、1990年より糖尿病学会認定教育施設となっています。そのため、糖尿病学会専門医、糖尿病療養指導士の有資格者が多数在籍しています。人間ドックと多くの専門診療科を有する地域の中核病院であるため、多くの合併症を有する複雑な病態の患者さんが多数来院されています。また、地域連携の進展に伴い、他院からの紹介が増え、院内の健診センターからの軽症糖尿病の方も数多くなっています。

2.治療

メタボリック症候群や糖尿病は食事療法、運動療法が治療の中核です。従って、ご本人の自覚と自己管理が非常に重要です。必要な知識習得の場が前述の外来生活習慣病教室(糖尿病教室)と糖尿病教育入院です。外来生活習慣病教室については、当院ホームページの各種教室をご覧ください。  糖尿病教育入院は2000年3月よりクリニカルパスで2週間に標準化され、一回の定員は5名です。当科医師だけでなく、腎臓内科、眼科、皮膚科、口腔外科・歯科、リハビリテーション科医師、栄養士、看護師、薬剤師、理学療法士(運動療法)、検査技師が治療チームを組み、個別対応を含む講習会を実施しています。ご家族も一緒に参加頂けます。医師を交えた会食会(昼食)もあり、くつろいで話をする機会を設けています。リハビリ科での昼食後の運動療法も好評です。2週間の休みが取れない場合、週末を利用した「生活習慣病体験入院」もあります(年数回)。当院は病診連携にも力を入れ地域完結型医療を目指しており、外来治療で病状が安定した後は、お近くのかかりつけ医と、当科の糖尿病診療連携に移行して頂きます。毎月の受診をかかりつけ医にて、当科は数回予約をおとりします。血糖値の悪化や合併症の発生などの場合は、すみやかに、当院での加療に移行しますので安心して治療を継続して頂けます。

3.治療の目標

合併症をおこさず、生活習慣病のない方と同じ健康寿命の維持を目標にしています。

4.志らさぎ会(当院糖尿病患者さんの会)

有志が集ってウォーキングに行ったり、ウォークラリーへ参加したりします。秋の糖尿病週間中に年一回の講演会を行います。

5.糖尿病以外の内分泌領域

甲状腺疾患の方が最も多く、視床下部・下垂体、副甲状腺、副腎などにも対応しています。
2011年からは、原発性アルドステロン症に対し、高血圧グループと放射線科と共に、静脈サンプリングを開始しています。

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高血圧・高脂血症(メタボリックシンドローム)
担当 : 福岡

虚血性心疾患や脳血管障害などの血管疾患は、高齢者社会の到来した我が国では増大の一途であり社会問題になっています。血管疾患は動脈硬化から始まりますが、動脈硬化は遺伝素因や加齢を背景として高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙などの危険因子が加わり進展します。これらの危険因子のうち高血圧患者は約3,300万人、また50歳以上の日本人女性では50%以上が高脂血症患者であるといわれておりその予防、治療が重要となっています。

当科では、心エコー、頚動脈エコー、頭部MRI、眼底検査、腎レノグラムなどに様々な検査で臓器障害の程度を評価し、お一人ごとに最も適した治療方針を立て、生活指導や薬物治療を行っています。最近では、栄養過多と運動不足のため、メタボリックシンドロームと呼ばれる病態が動脈硬化の新たな危険因子として注目されています。メタボリックシンドローム(メタボ)とは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態を差し、個々の病気を別々に治療するだけでは十分な治療効果が上がらず、食事や運動などの生活習慣を総合的に改善することが大切です。当科では総合的な視点から、治療を進めるように心がけています。

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学術関係
 
(1)論文
氏名(筆頭者) 題名 掲載雑誌名
Minamoto-Higashioka M
Seasonal Variation in Severe Glucose-lowering Drug-induced Hypoglycemia in Patients with Type 2 Diabetes.
Intern Med.
15:1067-1072, 2019
Fujisaki T
Daratumumab plus bortezomib, melphalan, and prednisone in East Asian patients with non-transplant multiple myeloma: subanalysis of the randomized phase 3 ALCYONE trial.
Ann Hematol.
98:2805-2814,2019
(2)学会発表
23
氏名
(発表者)
演題 学会名
(開催地)
発表月日
藤崎 智明
Bortezomib/melphalan/prednisone(VMP) ±
Daratumumab in Transplant-ineligible Newly Diagnosed Multiple Myeloma:ALCYONE Update with Japanese Subanalysis
第44回日本骨髄腫学会学術集会(名古屋)
2019/5
/12
近藤 しおり
1型糖尿病の経過中に、内分泌腺以外の自己免疫性疾患を合併した7例の検討
第62回日本糖尿病学会年次学術集会(仙台)
2019/5
/23
近藤 しおり
血糖コントロールに必要な入院期間
第22回愛媛糖尿病懇話会(松山)
2019/7
/13
中田 俊輔
骨髄原発T細胞性リンパ腫の1例
日本内科学会第121回四国地方会(高松)
2019/12
/1
(3)講演
氏名
(発表者)
題名 講演名
(開催地)
発表月日
近藤 しおり
生活習慣から考える糖尿病の予防と治療
西予市食生活改善推進協議会研修会(西予)
2019/3
/8
近藤 しおり
糖尿病
愛媛県医師会 地域包括診療加算・地域包括診療科に係るかかりつけ医研修会(松山)
2019/3
/24
近藤 しおり
肥満症運動療法
第17回肥満症サマーセミナー(松山)
2019/7
/6
近藤 しおり
DM4.0:IDS62の話題
~高齢者糖尿病、糖尿病性腎臓病、食事療法の変遷~
令和元年度愛媛CDE研修会(松山)
2019/7
/7
近藤 しおり
生活習慣病予防について
令和元年度せいよ婦人大会(西予)
2019/10
/27
近藤 しおり
糖尿病診療の話題
第2回上浮穴郡医師会学術講演会(久万高原)
2019/11
/8
近藤 しおり
サルコペニア予防
令和元年度志らさぎ会講演会(松山)
2019/11
/9
近藤 しおり
ライフステージと糖尿病
糖尿病診療という視点から関わる人生の諸相
愛媛大学医学部3回生 臨床講義(東温)
2019/12
/9

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