日本赤十字社 松山赤十字病院

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放射線や磁場などを使って画像診断や放射線治療など、診療を支援する部門です。

 

1階 地下1階

 

1階 14エリア

放射線診断部門

 放射線診断技術課では、X線を用いて体の中を調べるX線検査(レントゲン)や、磁石や電波を使って体の中を調べるMRI検査など、さまざまな検査を行っています。また核医学検査は放射性同位元素(アイソトープ)を使って体の状態を画像や数値にする検査です。どの検査も必要最低限の放射線を使って診療を行っています。中には放射線を利用しない検査もあります。検査を受けるにあたって不安がある方はお気軽にお尋ねください。

 

放射線受付

 

 

 

 

X線撮影(一般撮影・レントゲン)

 

 X線撮影とは一般的にレントゲン撮影と呼ばれている検査の事です。この検査は放射線を使った検査の中でも比較的被ばくが少なく、例えば胸部撮影一回の被ばく線量は東京―ニューヨーク間を飛行機で往復する際の被ばく線量の約1/4といわれています。
 当院のX線撮影室は、立位胸部・腹部撮影専用の部屋が一部屋といろいろな部位の撮影ができる汎用性の高い部屋が四部屋あります。FPD(フラットパネルディテクタ)という、放射線を感知して画像化する最新のシステムを使用しており、従来のシステムに比べ、被ばく線量の低減や撮影時間の短縮、高画質化等が実現され、より安全で高度な検査を行えるようになっています。

 


 

X線透視検査

 

 

 透視部門での装置は全部で5台あり、北棟X線透視室に設置されている2台の装置はFPD(フラットパネルディテクタ)を搭載しており、少ない被ばく線量で高画質の画像を提供しています。
 午前中は健康管理センター(人間ドック)の胸部撮影と胃透視検査を行っており、午後は呼吸器センター、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、臨床腫瘍科、外科、小児科等の各診療科の特殊撮影を行っています。
 また2期工事期間中の現在、1号館透視室では3台が稼働しておりFPD装置1台、IIDR装置2台で主に消化器内科、肝胆膵センターの検査・治療を行っています。

 

 

 

マンモグラフィ

 

 

 マンモグラフィ検査は乳がんの早期発見に有効な検査です。当院では乳腺外科からの依頼による撮影に加え検診マンモグラフィも行っており、全ての撮影において女性技師が担当しています。
 マンモグラフィ装置にはFPDが搭載された「Amulet」を導入しており、低線量で高画質な画像を提供しています。

 

 

 乳房内の微少石灰化や腫瘤等を画像上に描出するため、透明な板で乳房を圧迫して撮影します。乳房を圧迫することによって乳房内の組織をより鮮明に写すことができ、身体の動きによる画像のボケも防止することが可能です。
 また被ばく線量の低減も期待できます。(圧迫により乳房厚が1cm薄くなると被ばく線量が半分になると言われています。)

 


 

歯科・パノラマ撮影

 

 

 一本一本の歯をそれぞれ撮影する装置と、歯や顎を全体的に一度に撮影出来る装置があります。歯の撮影では口の中に放射線を感知するシートを入れ、そこにピンポイントに放射線を照射するためとても少ない線量で検査が行えます。
 また全体を撮影する方法では歯や顎、顎関節等、多くの情報を一枚の画像で得ることができます。他にも顎関節の動きを見る撮影等、さまざまな検査を行っています。

 

 

 

骨密度測定

 

 

 

 X線を利用して骨の密度を測定する検査で、骨粗鬆症や骨量の経年変化の診断に有効です。
骨粗鬆症は加齢によるものの他にホルモンバランスの変化やステロイド薬の定期的な服用、運動不足等さまざまな要因によって引き起こされます。定期的に骨密度を測定することで自分の骨の状態を把握することができるため、骨折の回避にも繋がります。
 当院では二種類のエネルギーのX線を用いて測定を行うDEXA法を採用しており、より精度が高く正確な測定が可能です。

 

 

X線CT検査

 

 

 X線CT検査とは、体の周り360°からX線を照射して撮影することで、輪切りの画像を得られる検査です。コンピューターで処理をすることで血管や骨だけの画像や3次元画像等を作ることもできます。

 

 

 当院では新規導入した新型のCanonメディカル社製80列CT Aquilion PRIME SPを含め、計4台のCT装置で検査を行っています。 Aquilion PRIMEには、被ばく低減技術の他、装置ガントリー中央部のモニターに子供向け検査説明補助アニメーションを表示し、不安や恐怖感を和らげ、スムーズで安全な検査をサポートする機能も装備されています。

 CT検査は装置のベッドに寝て検査を行います。検査時間は検査の目的や種類によっても異なりますが、5~10分程度です。検査によっては造影剤を使用することや、事前に飲食を控えていただくこともあります。

◆ 造影剤を使った検査とは・・・

 造影剤とは目的のものをより見やすくするための特殊な薬で、点滴によって体内に投与して検査を行います。造影剤を使用することで、通常の単純CT検査ではわかりにくい病変も描出しやすくなります。
 造影剤の投与中は体が熱くなることがありますが、投与後には治まるので心配いりません。その他に、かゆみや吐き気など、体調に変化が感じられる場合はすぐにお知らせください。
造影検査終了後には、体内の造影剤を早く体外へ排出するために水分を多めに摂取してください。

 

 

◆ 腎臓の働きが悪い方
◆ 喘息がある方
◆ ビグアナイド系糖尿病薬を服用中の方

 他にも、以前造影剤によって何らかの副作用を起こされた方は注意が必要なのでお申し出ください。

 

 

MRI検査

 

 

 MRI検査とは強い磁石と電波を使って画像を得る検査です。X線を使わないため放射線被ばくはありません。

 

 

 

 装置の形状はCT装置と似ていますが、CT装置とは大きく異なる点が音の大きさと検査時間です。
 MRI装置は装置の特性上、検査中に大きな音が発生します。少しでも和らぐように、ヘッドホン等を着用していただいて検査を行っています。 また、さまざまな検査方法を組み合わせてより詳しく検査を行うため、どうしても検査時間が長くなってしまいます。通常の検査時間は15~30分程度です。待ち時間短縮のため完全予約制での検査を行っています。

近年、急性期脳梗塞の診断にはCT・MRIの検査が不可欠となっており、24時間いつでも対応出来るような体制を整えております。CT・MRI検査の予約は、『各診療科』及び『地域連携室』が窓口となっており、可能な限り患者さんのご希望にそえるよう調整を行っております。

 

 

◆ MRI非対応のペースメーカーを埋め込んでいる方は検査ができません
◆ MRI非対応の人工内耳を装用している方は検査ができません
◆ マスカラ等、磁性体が含まれている化粧品は使用しないでください
◆ カラーコンタクトレンズには金属が含まれていることがあるので使用しないでください
◆ 下着や衣服に金属がついている場合は検査前に着替えをしていただきます
◆ 閉所恐怖症の方は事前にお申し出ください
◆ 妊娠中またはその可能性がある方は事前にお申し出ください
◆ アクセサリーや眼鏡等、金属は検査室内に持ち込めません
◆ 湿布やカイロ等は検査前に外していただきます

 

 

血管撮影

 

 

 カテーテルという細い管を患者の血管内に挿入し、造影剤を注入して、血管性病態の診断を行います。得られた診断結果をもとに血管形成術、動脈塞栓術、血栓溶解療法などの血管内治療(Interventional Radiology)を行っています。また、様々な緊急検査・治療に24時間対応可能な体制をとっています。

 

 

 低被ばくで高画質、高機能の血管撮影装置3台が稼動しています。
最新技術により、迅速かつ安全で確実な血管内治療を提供できる体制を整えています。

 

 

ハイブリッド手術室

 

 

 

 手術室としての機能と心血管X線撮影装置が組み合わさった構造のハイブリッド手術室です。平成30年1月より運用されており、主にステントグラフト(人工血管)等の血管内治療が行われています。従来使用されていた移動式X線透視・撮影装置の画質や操作性等における欠点が解消され、より高度で安全な手技を迅速に行うことが可能になりました。
 令和1年10月からは、大動脈弁狭窄症の治療である経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)が開始されました。

 

 

病棟回診撮影・オペ室撮影(ポータブル撮影)

 

 

 

 病室を出ることが出来ない入院患者さんのために、移動可能なポータブルX線撮影装置で病室まで撮影に行きます。
 また手術室で術中や術後撮影を行うこともあります。手術室での撮影は骨折等での固定や人工関節の確認、チューブの確認、体内への異物混入の有無等、行った手術によってさまざまな目的で行われます。

 

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地下1階 17エリア

核医学検査部門

SPECT・SPECT-CT検査及びPET-CT検査を行っています

 

地下1階


SPECT・SPECT-CT検査

 

 SPECT検査は核医学検査の一つです。核医学検査とは、放射性同位元素(Radio Isotope:RI)で目印を付けた薬を使う検査です。この薬は目的臓器に集まる性質があり、そこから出る微量の放射線を検査台で寝ている間に専用のカメラによって画像にします。他の検査では解りにくい臓器の機能異常を早期に知ることが出来、治療方針の決定や効果的な治療が行われているかを判断することが出来ます。
 当院では、年間約1700件の検査を行っており、3検出器型SPECT(Canonメディカル社製GCA-9300R)に加え、2018年1月から新たにSPECT-CT(SIEMENS社製 Symbia Intevo)が導入されました。今まで以上に高精度な画像が得られるようになりました。

◆ SPECT・SPECT-CTを用いた主な検査
 既存の3検出器型SPECT(Canonメディカル社製GCA-9300R)では主に心筋血流シンチ、脳血流シンチ、ドパミントランスポーターシンチの検査を行っています。3つの検出器を使って断層撮像を行い、2検出器より短時間で高画質が得られます。

◆ 心筋血流シンチ(年間約950件)
 心臓に負荷をかけて心臓の筋肉の動きや血液の流れを見る検査です。運動をして心臓に負荷をかける方法と、薬を使い心臓に負荷をかける方法が有ります。負荷をかけた状態と安静時の2度撮像する事により、心筋虚血(血液不足)が起こっているのか、心筋梗塞(心筋壊死)が起こっているのかを判断する事が出来ます。

◆ 脳血流シンチ
 多くの脳の病気は、血流の異常を伴っています。脳血流シンチは脳血管のわずかな変化を見つけるための検査です。脳梗塞、てんかん、認知症などの病気の診断に非常に有効です。

◆ ドパミントランスポーターシンチ(DaTシンチ)
 脳血流検査では分からないドパミン神経の変性・脱落を評価することが可能な検査です。パーキンソン症候群やレビー小体型認知症の早期診断、類似疾患との鑑別に有効です。

 


 

 SPECT-CT(SIEMENS社製 Symbia Intevo)では骨シンチを中心に肺や腎甲状腺等のシンチグラム検査を行っています。一度の検査でSPECTとCTの検査が出来、2つの画像を組み合わせたFusion画像を作成することで、今までSPECTだけでは困難であった解剖学的位置や形態情報を得ることが出来ます。

 

◆ 骨シンチ
 全身の骨の様子を写真に撮って、がんの骨転移、外傷による微小骨折など、他の検査では解りにくい様々な骨の状態を詳しく調べる事が出来る検査です。検査は通常40分程度で終了します。

 


 

PET-CT検査

 

 2018年1月からPET-CT(SIEMENS社製 Biograph Horizon)が導入され、FDG-PET検査に使用されています。この検査は、フルデオキシグルコース(18F-FDG)という検査薬を注射し、待機室にて90分安静にした後に約30分間でほぼ全身の撮像を行います。体内の糖代謝を見ることにより、脳や心臓、がん等の疾患を診断する検査です。検査の所要時間はおよそ3時間です。前日から検査当日の食事制限、運動制限など多数の注意事項がありますのでご注意下さい。2019年4月からドック健診を始めました。詳しくは健康管理センターにお問合せ下さい。

 

 

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地下1階 18エリア

放射線治療部門

 

 

 

リニアック(外照射)

 

 

 

 放射線治療は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線が、がん治療の手段として使われはじめてから100年以上がたちますが、その間に放射線治療機器をはじめ、放射線生物学やコンピューターの発達に伴い、放射線治療はめざましい進歩をとげてきました。
 新病院において最新式の放射線照射装置が導入されました。米国VARIAN社のTrueBeamは次世代の放射線治療に対応すべく開発された医療用直線加速器です。定位放射線治療や強度変調放射線治療(IMRT)などの高精度治療を安全に再現性高く短時間に行うことが可能となりました。これにより、がん組織に十分な放射線照射を行いつつ、周囲の正常組織への負担をできる限り軽減することが可能となってきています。こうした機器と治療技術の進歩が、がんを治し、しかも副作用の少ない放射線治療を可能にしています。

具体的には以下のような手順で放射線治療は行われます。

1 治療の前準備
 治療内容の説明ののち、CT装置を使って治療部位を決めるための撮像を行います。実際に治療を行う体位で行います。基本的に造影剤の使用はありません。また毎回の治療の位置の狂いが無いように、体の複数の箇所にマジックで印を書きます。入浴などで消えないように書いた印の上から薄いシールを貼ります。
 治療開始時にはこの印をもとに照射野の位置合わせを行います。なお、シールは剥がれにくいタイプのものを使っていますが、シールの剥がれや、マーク消えには十分に気をつけて下さい。

2 治療計画
 上述のCT撮像の結果をもとに、放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて照射するのかという治療計画をたてます。がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの照射もあれば、いくつもの方向から照射する場合もあります。また、定位放射線治療や強度変調放射線治療(IMRT)など、どのような照射方法が適当かを、腫瘍部の線量分布、周囲正常組織の照射線量、治療の目的、全身状態などを考慮して決定します。

3 治療開始
 初回治療時には新たなマーク付けや、確認作業のため、30分から1時間程度を要します。初回治療終了後に今後の治療日程を記したカレンダーをお渡ししています。このカレンダーにそって毎日の治療を行っています。

4 二回目以降の治療
 毎日の治療は、体表面に描かれたマークをもとに放射線治療技師により行われます。治療に要する時間は、治療室に入ってから出てくるまで5~10分程度で、実際に放射線が照射されている時間は数十秒から数分程度です。
 通常、月から金曜日までの週5日が治療日となり、土曜日、日曜日、祝日が休みとなります。週5日の治療で何週かにわたって治療することが多いですが、場合によっては週3日や週4日の日程で治療することもあります。どのくらいの回数を治療するかは、治療の目的、全身状態などにより異なります。1回や1週(数回)で終わることもあれば、2ヶ月もかかることもあります。定期的な診察を通して治療効果や副作用を確かめながら治療がすすめられてゆきます。

5 外来治療について
 疾患にもよりますが、一連の治療を通院の形で行うことがほぼ主流となっています。治療予定時刻の調整によって、多くの方が仕事を続けながら、治療を受けておられます。入院が望ましいものとしては、手術直後の場合や、抗がん剤治療をあわせて行う場合などがあります。
 
 以上が当院の外部照射の放射線治療です。

 

小線源治療・標的アイソトープ治療

 

 他にも内部照射も行っています。内部照射の放射線治療は、体の中に放射線を出す物質を入れて治療を行います。前立腺に、5ミリほどの小さな放射線を出す粒を埋め込む密封小線源治療、また、患部に集積する放射線を出すお薬を注射して治療を行う、放射性同位元素内用療法(標的アイソトープ治療)を行っています。

 

 

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