東北関東大震災への救護・支援活動(第4報)

 平成23年3月11日(金)14時46分に発生した東北関東大震災の被災者救援のため、第5班救護班、こころのケア要員、看護師・助産師病院業務支援要員を緊急派遣いたしました。
Ⅰ.救護班派遣状況
第5班 救護班派遣状況
 平成23年3月28日(月)10時30分、当院玄関ロビーでの出発式で、渕上院長から「3月11日の震災後から救護班を派遣し本日第5班が出動する。どういう支援をしないといけないのか分かってきた。数ヶ月に及び支援活動が必要になるが、全力を尽くし無事帰還されるよう祈っています。」と激励の言葉があり、第5班救護班長の尾澤彰泌尿器科副部長は、「地震発生から2週間、何かできることはないかと思いながら日常業務を行っていた。皆で力を合わせできることをしてきます。」と、決意を述べました。
 救護班8名は、空路で秋田空港へ移動し秋田で一泊し、翌朝陸路で石巻赤十字病院を目指します。現地で巡回診療などの救護活動を行い、4月2日(土)帰松予定です。
第5班 救護班編成
医 師
尾澤 彰
看護師長
山下 清美
看護師
浅海 佳代
今村 明美
竹田 喜久恵
主 事
吉田 宏史
宮宇地 徳昌
角谷 智海
病院を出発する日本赤十字社愛媛県支部常備救護班(第5班)
病院正面玄関ロビーにて
松山空港にて
こころのケア要員 派遣状況
 平成23年3月29日(火)7時45分、こころのケア要員2名が出動しました。出動に際し、こころのケア指導員の友澤永子看護師長は「被災地の方々を少しでも力づけできるよう、こころに寄り添ったケアを行いたい。」と決意を述べました。
 2名は、日本赤十字社東京都支部で全国から集結したこころのケア要員と合流し、栃木県支部へ移動します。栃木で一泊し、翌朝石巻赤十字病院を目指します。3日まで活動し4日に帰松予定です。
こころのケア要員
友澤 永子
元川 里栄
第4班 救護班派遣状況
 平成23年3月24日(木)出動した第4班救護班8名は、無事任務を終え、昨日(29日)16時30分、当院へ帰ってきました。帰院後の報告会では、救護班長の堺 浩二循環器内科副部長から、「大規模災害で食料、水、ガソリンがない、その現場で医療を提供できる人はどれだけいるか、日頃からこれらの備えがあって集団として動けるのは赤十字とDMATだけ、現場にいる一生懸命生きようとしている人にささやかな医療が提供できるよう繋いでいって欲しい。」と報告がありました。
 また、救護師長の田中深雪看護師長は、「発災から2週間経っているが、テレビで放映される以上の大変さでライフラインのない避難所が多い。環境は劣悪の状況で風邪が流行っている。中等症・軽症エリアの夜勤と5、6ケ所の巡回診療を行い、自分たちのやれることは精一杯やってきた。」と報告があり、主事で参加した宇都宮広志経営企画管理課係長は、「主事は救護班が医療に専念できるよう、また次の班に情報提供ができるよう活動した。被災地は急性期から慢性期へ移っている。衛生環境は劣悪、500人規模の避難所では、リーダー、副リーダー、医療提供のための専任係員がいて、赤十字の医療チームを支援してくれた。いろいろな人に声をかけてもらい赤十字の職員であることを自覚した。」と報告しました。
 渕上院長からは、「無事、任務を遂行し無事に帰ることができホッとした。救護活動は長期化する。全国の赤十字病院から多くの救護班が出ている。被災地で当院が一生懸命頑張っている様子を心強く感じ感謝している。」と労いの言葉がありました。
報告会の写真と救護・支援活動写真
第一会議室での報告会
 
今後の派遣情報
 現在、第6班が4月5日(火)出動に向けて準備を進めています。
Ⅱ.病院業務支援要員派遣状況
 壊滅的被害を受けた石巻市において唯一の基幹病院となっている石巻赤十字病院では、連日大勢の傷病者が搬送されており、地元のスタッフは不眠不休で救護・医療活動を行っています。  
 日本赤十字社は、石巻赤十字病院に対して救護班とは別に病院業務支援のため、多職種の病院スタッフの緊急派遣を全国の赤十字病院に要請しています。
看護職・助産師 病院業務支援状況
 平成23年3月29日(火)12時00分、第一会議室で出発式を行い、光峰看護部長から「震災から日にちが経ってきたが、現地の職員は不眠不休で頑張っている。少しでも力になれるよう頑張ってきて欲しい。」との激励の言葉に、柿本千代子看護係長は、「救護班と共に石巻を応援する。自分から行かせてくれと名乗りを上げた。被災者が多数押しかけてきているが、それを支える赤十字はさすがと思う。無事任務を果たしたい。」と決意を述べました。
 看護師3名、助産師2名は、日本赤十字社で他施設の看護職員と合流、東京で一泊し翌朝石巻赤十字病院を目指します。4月4日(月)に任務を終え、5日(火)帰松予定です。
看護師業務支援
柿本 千代子
亀岡 涼子
日野 眞佐美
助産師業務支援
水野 三智代
桑原 奈緒美
第一会議室にて
 
事務職 病院業務支援状況
 平成23年3月24日(木)、石巻赤十字病院に事務病院業務支援に緊急派遣された利岡さんは、現在元気で支援活動を行っています。3月30日(水)に任務を終え、31日(木)帰院予定です。
今後の派遣情報
 看護師・助産師の病院業務支援に対しては、看護師2名、助産師2名を4月8日(金)派遣予定で、現在準備を進めています。
 被災地の医療ニーズは高く、今後も計画的・長期的に救護班及びこころのケア要員の緊急派遣、病院業務支援を行っていく予定です。
 救護班要員として派遣された職員は、帰院後「職場の理解と協力・支援があったからこそ安心して救護・支援活動ができた。」と感謝の言葉を述べています。一方、救護班要員を送り出す職場は、通常の外来・入院診療に影響が出ないよう勤務調整を行い精一杯働いています。ある看護師は、「自分は救護には出れない。でも勤務を代わることなら私にもできます。いつでも協力します。」と力強く言ってくれました。
 被災地へ救護・支援活動に出向く職員と送り出す職員、当院は、職員一丸となって被災地の救援・支援活動を行っています。
 それぞれが、今、自分にできることをやっていきましょう。